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2014/03/20

最近、元嬢の友人の結婚式が続き、すっかりご祝儀ビンボーになりました。
おめでたいことなのですが、その反面、こんな話もよく聞きます。
「彼はわたしが嬢だったことを知らないんだよね」。
なので今日は、現・嬢の方に向けてこの話をさせていただきたいと思います。

この悩み、元嬢の子には必ず付いて回る問題です。
たとえば彼が知っていたとしても、当然そのご両親は知らない、というケースもあれば自分の親も知らないという極秘パターンもある。フルオープンな場合……はさすがにないと思いますので大抵の場合は何がしかの秘密を抱えたまま彼女達はヨメにいくわけです。
で、ここで彼女たちは一回悩むわけですね。
黙って嫁に行くべきか、それとも彼にだけは全てを話しておくべきか。

わたしの持論から言えば、黙って嫁に行く方が得策だと思います。
墓場まで持っていくつもりで口を閉ざし、もし過去の自分の画像が発掘されたりリベンジポルノされても「心外だ」という顔をしてシラを切り続ける、これが一番賢いと思う。しかしこの方法を選択する場合、自分の過去の所業については完全秘匿、友達にも絶対口外してはなりません。なぜなら話した瞬間から、秘密は漏れていくからです。

逆に、ある程度口外してしまっている嬢経験者は最低限彼にだけは話しておいた方がよいと思う。人の口に戸は立てられない以上、いつか何らかのタイミングで彼バレ・家族バレするリスクは当然あるわけで、寝耳に水になるくらいなら正直なところを話しておくのが最低限のマナーではないでしょうか。とはいえ、話した後は貝のように口を閉ざし、どんな画像・映像・中傷が来ても「わたしは全然その女とは関係ありません」という顔をしておくべきかと思います。これは元嬢ひとりではなく、彼や家族を守るための防御策だからです。

キャバクラ、風俗、その差はあれどそれらの仕事は未だアンダーグラウンドの職種です。
一生懸命働いてきたのならばその経験を恥じる必要は全くないと思いますが(わたしも恥ずかしいとは思いません)、でも、それと家族を守ることは別問題。

過去は消せないのですから、そこで悩んでも仕方がないのです。
これは嬢に限った話ではありませんし、例えば過去の男性遍歴だのショッピング依存だのそのほかもろもろ、女の子には大なり小なり秘密があるのはもはや自明のこと。しかも、その事実そのものを悩んでいては何も解決しません。一生シングルで頑張るという方は別でしょうが、嬢であった過去を否定するのは何も生まないし自己否定にもつながってよくない結果を招くケースのほうが圧倒的に多いと思うのです。

だったら、思い煩うだけ損です。
そんなことにエネルギーを使うのであれば、家族間できちんと信頼を作り、シラを切った時に信じてもらえるよう、過去に傷つけられることのないように毎日を一生懸命過ごしていた方が建設的だと思うのです。

2014/03/20 05:09 | chica | No Comments