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2014/03/19

いよいよ花粉症が出てきそうな予感。
まだデビューはしてません。
が、喉がイガイガして、鼻の中が若干ムズムズします。気を抜くと発症するのでしょうか。
私は季節の変わり目で扁桃炎になり熱が出て、声に影響するので、さらに花粉症にまで本格的になったら厄介です。

今日はレッスンなのですが出かける前の午前中、受けようとしているオーディションの提出書類を作成したりプロフィール写真を印刷したり。
そろそろ宣材をまた撮影するべきかな?と思ったりしました。
なんだかんだで一年経てば人相も変わるし。
俳優としての写真は事務所で毎年俳優写真名鑑というプロフィール冊子を発行するために撮影があるので、毎年更新されます。
事務所に所属する俳優は大抵、事務所で管理されている宣材を一年間様々なオーディション申し込みやキャスティングの場に使用されるので、この名鑑撮影には気合を入れて身体絞りや肌、髪調整をします。

音楽業界は…フライヤーやプログラムをみているとよくこの写真何年前?とか別人じゃない?ということがあります。
私のお世話になっているベテランバリトン歌手の方は50代後半なのに、30代から宣材を変えず、今は全体的に白髪なのに、黒髪、肌のハリパンパンの写真だったため、ロビーでお客様から「この方、今回ステージにお乗りになってなかったわよね?残念だわ。」と毎度毎度言われすぎたため最近、ようやく撮影してらっしゃいました。

声楽家は、男性ならタキシードかスーツで、女性ならドレスや盛り髪巻き髪バッチリメイクで。(一般の人が見ると、結婚写真?と思うかも)
俳優宣材は被写体素材を活かす。ナチュラルメイクで衣装も季節感は感じさせないような。そしてその人のキャラクターやイメージに合わせていく。
音楽家宣材はステージに立った華やかさを伝えるために宣材撮影。
衣装や背景、イメージに合わせたりは、両者とも同じです。
指揮者の方は、公演中の指揮姿の写真を使われる方もいらっしゃいます。

ただ、宣材って「会いたいな!」と思わせる写真なので、その一枚で印象に残さねばならない最初の手段。
俳優宣材は、大抵は製作企画の方々に見ていただくことが多いが、音楽家宣材はすでに出演が決まった舞台のフライヤーにまず使用されてしまいます。お客様が、「この人、どんな音楽を奏でるのかしら?」と「会いたい」のさらに上の興味を持っていただかねばならないのです。

見た目の印象なのか、技術なのか。
なにを優先する世界かで宣材の撮影での自分の表現の仕方が変わってきますね。

昨年一年、声楽家の若手!ということでまるで某歌劇団の娘役のような写りのものを提出し続けました。
若手コンサートフライヤーで20人ずらっと並べられたものを、
師事する先生から「写真で負けてる!」と一喝されましたが
「え!なにが!一番私が可愛いじゃないですか!」とツッコミ待ちしました。
なにやら、肌が白いのに背景も白過ぎてインパクトにかけたそうです。
なんだ…被写体へのダメ出しではなかったか…と空回りした一件でした。
ツッコミはないのか…がっかり。

2014/03/19 02:52 | uika | No Comments