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トンガにやってきて、前回の投稿からあっという間に一ヶ月が経ってしまいました。
私、鈴木は今まで教員をやっておりましたが、前回の報告の通り、ノニジュースの製造に係る仕事をしております。
一時期日本でもブームになりましたノニジュースですが、やはりあまり一般的ではないようで、出国する前に知人に聞いてみても、「名前だけ聞いたことがある」「なにそれ??」というリアクションがほとんどでした。というわけで、今回はノニのお話。
wikipedia先生によるとノニは、「ヤエヤマアオキ(八重山青木 学名:Morinda citrifolia)」というそうで、日本でも沖縄地方で見られる植物だそうです。ちなみにトンガは赤道を軸に見ると緯度が丁度台湾辺りに相当する国なので、熱帯というより亜熱帯になるのかもしれません。ちなみにノニはこういう植物です。
ノニの木
ノニの実
やはり、あまり見かけない植物、果物ですね。
さて、この果物からジュースを作るわけですが、一般のフルーツジュースとは異なり、そのまま絞って完成というわけではないのです。テレビなどでご覧になったことがある、もしくは、飲んだことがある方はご存知の通り、ノニジュースは真っ黒で、醤油のような色をしています。実は、発酵させているんですよ。なので、ジュースと言いながら、実は発酵食品なんです。知ってました?
簡単に申しますと、ワインと同じで果物を発酵させ、それを搾汁するというもので、行程的には
①果物を瓶詰めにし、発酵させる。
②発酵後、それを絞り機で搾汁する。
③殺菌する。
④地元販売用はボトル詰め、輸出用は輸出用タンク詰め。
という流れになります。ノニの場合、発酵は3ヶ月がいいらしいです。その発酵過程で、段々と色が黒くなって行くとのことです。因みに発酵する以上当然アルコールも出るわけですが、日本の場合、1%未満であれば酒類に該当しないわけで、ノニジュースとジュース扱いになります。
というわけで、表面的ですがノニのことをサクッと書いてみました。まだまだ私も勉強中。