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お手伝いに行っている合唱団のお食事会でたびたび話題になる『選曲』
私が学生時代に所属してきた部や合唱団は、コンクール出場のための自由曲選曲やコンサートにむけて3.4つの組曲を選出してきた。
いわゆる、目的が「お客様に数ヶ月後には披露する!」というのが前提である。
学生時代は、コンクールウケがいいものや、雰囲気がかぶらないように外国語でも時代やジャンル(ルネッサンス、ロマン派、黒人霊歌、ラテン系などなど)を考えたり
その時に流行っている若手現代作曲家の組曲に委嘱し初演をするなどしていた。
過去、私の同期で活動しているアンサンブルチームでは、独断で私の大好きな日本人作曲家の方の作品を歌いたい一心で片っ端から音をとっていたが、
慰問ボランティアコンサートやカフェコンサートで披露するために用意するものは、滝廉太郎の花など、日本人なら耳馴染みのよい日本歌曲をアカペラ4声で編曲された組曲や時期によってはクリスマスソング、ミサ曲などを練習した。
自分たちで楽しみたいがために合唱曲に取り組むのはもちろん素敵な時間だが、練習をしているとはやり誰かに披露したくなるのは欲だ。
しかし、合唱曲というのは音楽に携わらない方にはハッキリいうと退屈なもの(だそう。確かに私も好きではないジャンルだと眠い)で、知ってる曲が和音でさらに掛け合いで演奏されると、少し感心されるので、必ず誰もが知っているポピュラーな曲を合唱に編曲したものを取り入れようと思っている。
合唱団運営のための選曲というものを気づかされた。女声団員が少ない団では
「今やってる選曲は女性団員を夢中にさせる選曲。」
つまりは続行して練習に来てもらうこと、在団し続けてもらうことを狙いとしている。
団存続のために選曲し、さらにはお客様視点でも選曲。