2014/02/27
2月も終わりに近づき、そろそろあの突き刺すような寒さも無くなって
ゆくだろう。
ここ数日間海岸で、まもなく北へ去ってゆく幾種かの冬鳥の撮影を行った。
誰もいない海岸は北国らしい荒涼とした景色で、ここで独り波の音に包まれ
ながら過ごす時間が心地よかった。
「肝心の撮影の方は」というと、
生き物の撮影は本当に難しく、なかなか思い描くような写真にはならない。
今回もやはり難しかった。
でも、その難しさが長年に渡って自然写真に惹かれ続けている理由なの
かもしれない。
思い描く作品を創ろうと何度も何度も挑戦する。
不思議と成功した時よりも挑戦している時の方がじわじわとした充実感を
感じる。
気がつくと随分と日が長くなったものだ。
水平線に沈んでゆく夕日とオレンジ色に照らされた海岸の景色は、僕の
ココロの中にこの土地の美しさを印象付けた。
きっとまた僕はここにやってくるだろう。
2014/02/27 12:51 | yamada | No Comments