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まだまだ寒い日が続いていますが、この時期は、春からの新生活の様相が決まり始める重要な時期でもあります。
つまり、進学・就職・転勤・・・など、春の移動が明らかになってくる時期です。
距離的に離れ離れになってしまうカップルの関係の危機が、まさにこの時期に訪れはじめるのです。
毎年この時期、レインボーサポートネットには「彼氏が転勤で遠方に行くのですが、遠距離恋愛を始めるべきでしょうか?」とか「進学で彼女が他府県に一人暮らしを始めるのですが、付いていくべきでしょうか?」といった内容の相談が寄せられます。
二人のつながりが強ければ、多少の遠距離恋愛には耐えられるかもしれません。
しかし、距離のために、面と向かって会うこと、一定程度の長期間にわたり難しいという場合には、心の距離にまで影響を与えてしまいます。
恋愛における距離というのは、お互いを信じる心のバロメーターだと思います。
物理的な距離が遠くても、お互いを信じる心があれば、心の距離は開きません。
現実問題として、物理的な距離は、心の距離に影響を与えてしまうということは否定できません。
付き合ってきた期間の長さや、お互いの関わりあい方の度合い、貞操観念や信頼度など、カップルごとに違う条件においては、絶対にどうだということは言い切れません。
これから春にかけては、出会いと別れの季節。
物理的距離の発生を「縁が無かったんだな」と潔く諦めるのも、大人の決断と言えるでしょう。
何事にしても、居心地の良い現場を変化させるのは、相当なストレスです。
でもその変化が必ず発生してしまうような境遇となった場合には、ある意味での諦めも必要なのです。
そもそも迷いが生じるという時点で、結論が出ているような気がします。
勇気を持って、新しい世界に飛び出し、居心地の良かった過去を、新天地でも形成していくだけのモチベーションを持ち続けたいものです。
だらだらと結論を長引かせることだけは、時間の無駄です。絶対にやめましょう。