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密林の中から発見された遺跡 インドネシア ジョグジャカルタのボロブドゥール遺跡。
シンガポールのラッフルズホテルで有名なラッフルズ氏が伝説を頼りに密林の中から発見した遺跡。
火山灰に埋もれていたこの遺跡を発見した時の興奮を考えると夢がある。
今回はクラスメートとの旅。
年齢層は幅広く、30代、40代、50代、60代、70代。
きっとマレーシアでの海外生活をしなかったら出会うことがなかったメンバー。
育ってきた環境も経験してきたことも、そしてマレーシアにいる理由も全然違う。
今も4年に一度噴火がおきて火山灰の被害にあうこの遺跡。
火山灰の被害にあう度に修復がされ、またこうして沢山の人の目の前に現れる。
はるか昔。
どんな想いで人々はこの巨大すぎる仏教寺院を作ったんだろう。
ここに立つと宗教の偉大さを感じずにはいられない。
もしかしたらこの遺跡は、今も火山灰に埋もれて眠っていたかったのかもしれない・・・。
観光客でごった返す遺跡に佇みながらそんなことを思った。
ジョグジャカルタの面白いところは、イスラム国家のインドネシアにあって、仏教やヒンドゥー教の色が濃く残っていること。
統治者が変わる度に宗教が変わったらしい。
ジョグジャカルタのもう一つの世界遺産 プランバナン。
こちらは仏教とヒンドゥー教がミックスされたヒンドゥー教の寺院。
マレーシアのヒンドゥー教の寺院はとにかく派手なので、茶色の石だけで作られた寺院はなんとも厳かで圧倒される。
この遺跡は地震の影響を受けていて、今も修復が続いているそうだ。
スコールの後の寺院は少し靄がかかっていて、神々しさが眩しかった。
人々は祈り、感謝し、笑い、嘆き、喜び、慄く。
噴火や地震などの自然の驚異にさらされながら、今もこの地に圧倒的な存在感を放ちながら鎮座する遺跡を前に「生かされる」ということを考えた。
今も変わらず信仰心が強いこの国の人々は小さい頃から祈りと共に生き、寺院も生活の一部となる。
遺跡のある広場の大きな木の下で、地元の人たちが親子遠足をしていた。
マレー語で話しかけたら(インドネシア語と似ているので通じる)、子供達がはにかみながら集まってきた。
一人また一人と・・・
恥ずかしがったり、ポーズ決めたり、大笑いしたり、旅で出会う子供達はいつだって純粋。
そのうち、おしくらまんじゅう状態で集まりだして。
最後はみんな自由気まま。
ポーズを決める子、恥ずかしがる子、お母さんが気になる子、カメラを凝視する子。
子供って素直でキラキラしてる。
最後は柵の外まで出てきて、笑顔でバイバイしてくれる。
子供達の笑顔は眩しすぎる。
夜は素敵なホテルで、30~70代の幅広いおじさん、おばさんで宴会。
言葉も文化もマレーシアに似ているインドネシア。
でもここには独特なおだやかな空気が流れている。
高層ビルだらけのマレーシアから素朴なジョグジャカルタにやってくると、こういうのんびりとした空気にたまらなくホッとする。
旅は心の栄養。
旅をすると沢山考え、たくさん想うことがある。
さて、次はどこに出かけよう。