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今回は、レズビアンの自助グループを主宰する「ひかる」さん(26歳・仮名)と中橋の対談です。
中「自助グループの活動内容について教えて下さい」
ひかる「私たちのグループは、若いビアンの新しいライフスタイルを快適にするための研究をして、その成果をメンバーにフィードバックさせるという活動をしています」
中「すいません。よくわからないです。具体的に教えて下さい(焦)」
ひかる「例えば、美容や健康についての情報交換や、ビアンカップルにおすすめの旅行先の情報交換などです」
中「ビアンの皆さんに有益な情報を共有する活動という事ですかね。それにしても『若い』という前提なのですか?」
ひかる「一応そうです。私自身が若くない段階に来ているので、そのうち追い出されるかもしれませんが、若い感性を大切にしているサークルです」
中「いやいや、決して若くないことはないでしょう!若いビアン同士の情報交換の場ということですね。出会いの場でもあったりするのですか?」
ひかる「そうですね。下心がある人は大歓迎です(笑)」
中「メンバーは何人?」
ひかる「総勢では30人くらいです。その中で、いつも集まるのは12,3人といったところかな」
中「情報交換は、実際に集合して行っているのですか?」
ひかる「イベントを時々行うので、そこで顔を合わせた時にとか、普段はSNSでやってます」
中「失礼かもしれませんが、かなり軽い感じのノリの集団に聞こえますが、そんな感じですか?」
ひかる「う~ん、軽い・・というかユルいというような…、ノリは良いですよ」
中「将来的には、そのグループはどうなるのですか?」
ひかる「具体的には決められませんが、中心メンバーが歳を取ると、卒業者が出てくるのでしょうね。そして、若い子は少しずつ入ってくるので、入れ替わりが進んでいくと思います」
中「活動内容からして、本当に学校のサークルみたいですね」
ひかる「はい。まさに。でも、運営に必要な経費の負担などは、会費という形で集めたり、イベントで収益が出た場合には、それをサークル活動に還元したり、運営の事務的なことはしっかり処理しています」
中「グループの存在は、メンバーの皆さん個人にとっては大きいものですか?」
ひかる「生活の一部になっていると思いますので、大きいと思いますよ。ビアンである事に関して言えば、このグループに属しているという事自体が、自分自身をビアンなんだなと再認識させてくれることもあるのです」
中「それだけ存在が大きいのですね。メンバーの皆さんの精神的な拠り所として成り立っているなんてスゴイじゃないですか」
ひかる「まあ、私の人徳でしょう(爆)」
中「居心地の良い集団であり続けることはとても難しい事だと思いますが、良い形で発展されることを願っています」
ひかる「ありがとうございます。がんばります」