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2014/01/31

映画「ゼロ・グラビティ(原題:Gravitiy)」はダイバーにとっては、とても興味惹かれる映画なのでは無いかと思います。私ももちろん、真っ先に観ました^^;

「ゼロ・グラビティ」オフィシャルトレーラー

宇宙と深海はよく、似たものに例えられます。
共通点は「暗くて、広くて、重力もない」ということ。
宇宙への憧れと深海への憧れはどこか似てますね。

「重力からの解放」

これは水中で得られる大きな喜び一つなのでは、と思います。

重力から解放されたいからと言って「よし、週末宇宙でも行くか〜」というのはなかなか出来ませんが、プールや海ならだいぶお手軽に無重力体験が出来ますからね。

REDSEA2

陸上では人間は基本「横移動」しか出来ないという、もう物理的法則に従うしかないわけですが・・・そんな常識をぶち破る「縦横斜め移動」が自由自在に出来る世界が水中には広がっている。だから一度水の世界に足を踏み入れると、もう抜け出せなくなるんですね〜

とはいえ、重力の無い世界には酸素も無い。音もない。自由なようでいながら、実は全く自由ではないんだなあ、と。邦題は「ゼロ・グラビティ」ですが、原題の意味は深いです。私は見終わった後、やたら「Gravitiy」が愛しく思えました。ああ、重力って素晴らしい!

・・・と、そんな重力を噛み締めながら、東京を「横移動」しているある日、私が釘付けになった生物が。

BIRDS1

橋の上から眺めた、飛びまわる鳥です。

飛ぶ、という世界には、上も下もしっかり存在します。
ふわふわしているわけではなくて、スピードの要素があります。
重力がありながら「縦横斜め」に動き回れる世界。

・・これだ!

と気づきました。「重力からの解放」というより、究極的な憧れは「3Dな世界」。ということです。重力があるかどうかというより、むしろ「360度」動き回れる世界というものに人は(少なくともワタシは)憧れるのでは・・ということです。

で、だいぶまた話が飛びますが、「3Dな世界」といえば私の中でピカイチ憧れの存在が映画「アバター」に出てくる原住民ナヴィの身体能力です。あの青い人たちです。

彼らの生きる3Dの世界は圧倒的。鳥みたいなものに乗り空を飛び、木から木を飛びついて渡り、一気に跳び降りたり、よじ登ったり、上下左右に動き回る。平面ではなく立体を生きる。まさに”3D”な感覚!!

「アバター」オフィシャルトレーラー

映像が立体的に見える「3D」の視覚効果のことではなくて、重力の中を立体的に360度自由に動き回れる世界感。私は2Dのスクリーンでも何度も観ましたが、それでも3Dな世界をしっかり体感しました。ナヴィはジェームス・キャメロン監督の完全なるイマジネーションの産物ですが、海の中ではこんなことも少し現実味を帯びる気もして、たまに観たくなります。

・・・「そうだ、海行こう!」ではなくて
「そうだ、TSUT○Y○」に行こう」になってしまいましたが・・

ひたすら3Dの世界を妄想する冬のフリーダイバーの戯言ってことで、お許しを^^;;

REDSEA

photo by Bernard @ sharm el shake 2012

 

2014/01/31 11:26 | yukimuto | No Comments