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前回の続きです。今日はさほど長くならずに纏められる…ように頑張ります!
キャバクラである程度容姿コンプレックスも解消されたので、次は恐怖心克服を目標に風俗へ。とはいえ、もともと風俗のシステム自体に興味があったので、あまり「身を沈めた」感はありませんでした。お店も広告が可愛かったのと情報サイトで叩かれていないところという基準で選んだので、第一印象が良かったのも幸いしたんだと思います。
とはいえ、やっぱりいきなりソープというのはかなり抵抗があったので(^^;)、ソフトなところで……と選んだのがイメクラ。コスプレしたこともないくせになんとなくヘルスよりはハードルが低いような気がしたのも大きな理由。
(それぞれのお店が判らない方で20歳以上の方は調べてください。20歳未満は駄目ですよ!)
実際はどうなのか、五十歩百歩な気はしますけど、わたしの場合は自分に合ったよい選択だったように思います。
グループ店で講習やマニュアルも結構しっかりしているお店だったので、体験入店した翌日から本格的に勤めだし、多い日だと10人以上のお客様と仕事をしてきました。
思った以上に大変なお仕事でしたが(何しろ体力勝負でお昼とか食べる時間もあんまりなかったのできつかった)、でも、沢山のお客様とお話したりしているだけで、コンプレックスは確実に減ったんです。
容姿についてもそうだし、異性と話すということそれ自体に対する心理的抵抗も減ったし、もちろんそれ以外にも色々とあったけれども、お客様に「受け入れられている」という気が出勤するたびに増えていきました。
よく、「こんなおれが相手でごめんね」とお客様が仰ることもあったんですが、それはこちらの台詞だったんです。
こんなわたしでごめんなさい、よろしくお願いします。
お互いに恐縮し合いながらやることはやるというのも妙な話なんですが、でも、わたしにとっては本当にありがたい経験だったのでした。
よく、この仕事についていたことを話すと、「もっと自分を大切にしなさい」というような言葉を頂きます。
でも多分、大切にするには大切に扱われた経験がなければ出来ないんです。大切に扱われるというのがどういうことか、自分を大事にするのはどういうことか。その全部ではないにしろ、一部はお客様達が教えてくれたようにわたしは考えています。大事にしてくれるお客様がいたからこそ、マナー違反のお客様が判る。普通の男女のカップルだと、それこそ「二人の問題」と片付けられてしまいますが、仕事の場では男性スタッフも守ってくれる。
怖い怖いで怯えなくてもよくなったのは大きな進歩だったのでした。
そんなわけでわたしは風俗の仕事が好きです。
目標を持って働いている風俗嬢の子のことは心から応援したいと思うし、それは昼の仕事を頑張っているのと同じだと思う。
久しぶりに当時のことをきちんと思いだしましたが、あの頃の自分に、未来のわたしはきちんと自分を大事にできているよと教えてあげたい気がします。