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2014/01/23

先日、とあるお勉強会に出席しました。
その日の講師は、
ネイル界では知る人ぞ知る、ネイルアートのカリスマと評判の先生でした。
私もお名前とブログを存じ上げてはいたものの、
実際にお会いしてレクチャーを受けるのは初めての体験。
とても楽しみにしていました。

その先生のアートはとにかくオリジナリティに溢れ、
ネイルアートという枠ではありますが
アーティスティックな雰囲気とその完成度は類を見ません。
この色にこの色の組み合わせ、ストーンの配置、などなど、
アートにおいては凡人の域を決して出ない私には思いつきもしない感性です。
そしてそれは、一度目にしたら決して忘れることのないほど印象的なのです。

こんな素敵なデザインを思いつくとは、
いったいどういう方なのだろう、と興味津々で席についてました。

そして実際、
2時間ほどのデモンストレーションをモニターで見る形の講義でしたが
それはそれは素敵な刺激に満ちたものでした。

生徒時代には、1日1つのアートを作ることが課題だったらしく
本来の感性に実習を刷り込むことが結果に結びつくという、
トップで活躍される方の共通点をやはり実感しました。

そして、アートを得意とされる本物の「ネイルアーティスト」らしい刺激的なお言葉もたくさん。

「ハウツーを学ぶのではなく、瞬間に感じたことをハートに大切に持ち帰って欲しい」
「アートを完成させるには、名前を命名すること。私は必ずそうしてきました」

このような、やはり感受性を大切にするお気持ちが伝わる素敵な表現ばかり。
実際にアートを仕上げていく様は職人のようで、
そしてその仕上がったアートには魔法のように芸術的な息吹を感じるのです。

私は、どちらかとういとアートは必要最低限なレベルで
技術に重きをおいてしまうタイプのネイリストだと自覚しています。
(もちろんこちらの先生も確かな技術をお持ちのうえ、アートが得意という素晴らしい方です)

喜んでいただくアート、日常生活に支障をきたさないものが主流です。
サービス業としての在り方はそれでいいと思うのですが、
時にはこの先生のような、アーティストというゆるぎない自分目線を大切にして、
それが伝わってお客様にご納得いただけるというのも
ハイレベルなネイルサービスであるだろう、
ということを考えさせられた時間でした。

許可をとっていませんので、こちらで具体的に紹介できないのが残念なのですが、
ヒントは「銀座」です。
ちなみに現在新規のお客様は受け付けていらっしゃらないそう。
ラッキーにも辿り着いた方は、ぜひその宇宙が詰まったアートをご覧になってみてください。

2014/01/23 03:11 | makiko | No Comments