最近はデジタル化が進んで、
プリントせずにデジタルデータのままで済ませてしまう人が多いと思います。
自分も以前に比べてプリントする枚数は減りました。
ブログ等でデジタルデータで見せるのと、
写真を直に見せるのとでは、全く意味が違ってくる気がします。
友達とそんな話をしていたら、その友達は
「手紙(写真)とメール(デジタルデータ)の感覚に似てるよね」
と言っていた。本当にその通りだと思う。
撮る段階でも、フィルムとデジタルとでは1枚1枚の重さが全然違う。
デジタルはすぐ見れて、要らなければすぐ消せるし、コストも掛からない。
でもフィルムはその両者が全く出来ないし、コストも掛かる。
だからこそ、フィルムで撮る場合は1枚に懸ける想いは大きいし、
大事にしたいと思えるんです。
私がフィルムにこだわる理由はもう1つあります。
それは、デジタルでは出せないフィルムならではの柔らかさです。
自分の撮りたい写真は、デジタルだと鮮明で硬い印象になってしまうので、
あまり好きではありません。
それと、デジタルでは気軽にシャッターを押せてしまうので、
気持ちが入らない事が多いんです。
デジタルデータをパソコンに入れて見るだけじゃなくって、
気に入ってる写真をプリントして並べたりすると、
1枚1枚が違う印象になったりするので、ぜひぜひお試しください!!
パソコンに入れっぱなしでは勿体無いです。
話は変わりますが、
先日、某写真屋に現像を出しに行ったら、
ネガのコマが途中で切られていたという話を聞きました。
フィルムにこだわって撮っている人にとっては信じられない話です。
その他にも現像でのトラブル話は聞いたりしています。
たとえバイトの方でも、フィルムは厳重に扱って欲しいものです・・・。
撮り直しが出来るものであればそれほどダメージはないですが、
撮り直しが出来ないものに関しては、致命的ですからね。
たまに
「上手く絵が描けて、写真が撮れて羨ましい」
って言われる事がありますが、
誰でも自分だけの才能ってあると思います。
自分の種を見つけることが「才能」の部分であって、
それを咲かせるのが「努力」なのだと思います。
努力と言っても人それぞれ吸収する能力には差があって、
上達が遅いからと言って才能がないわけではないと私は思います。
自分の才能を開花するには、諦めない努力が裏側にあります。
諦めずにずっと続ける事が大事だと思います。
今年もあと3日となりました。
なので、今年を振り返ってみたいと思います。
今年は絵より写真に力を入れていたのですが、
ようやく自分らしい写真が撮れるようになってきたかなって思います。
以前はちょこちょこっと色補正をしていたのですが、
色補正などせずにイメージ通りの写真が撮れるようなってきました!!
カメラを持ち歩いていると、
普段何気なく見ているもの(見過ごしているもの)も、
見るように(見過ごさない)なります。
写真に関わらず、何か物事を始めると、
色々なものが広がって見えるのと一緒なのかもしれません。
写真を本格的に撮り始めて10年近く経ちますが、
やっと、土台が出来上がった感じがします。
あっちこっちと色々なジャンルを撮ってきましたが、
「風景と人」が一体化してる写真を撮りたいんだなって今年になって感じました。
風景がメインで、人がその風景に溶け込んでる感じの写真です。
もちろんそれに捕らわれずに、これから撮っていきたいとも思います。
写真と出会えて、本当に良かった。
そして写真を通して素敵な方々と出会えて本当に良かった。
と、改めて思います。
更新頻度は遅いのですが・・・来年もよろしくお願いします。
それでは良いお年を!!
色々な事が少しずつ落ち着いてきたので、今日からまた再開したいと思います。
とは言っても、書くことを考えてないので、HP更新のお知らせを・・・。
PCの12月分壁紙カレンダーをHPにアップしました。
フリーで配布してますので、下記URLからお持ち帰りください。
http://noface.sakura.ne.jp/downlord.html
今回の写真は立体駐車場の屋上から撮ったものです。
最近、色々な事がありすぎたので、
コラムは落ち着くまで少しお休みしたいと思います。
それほど時間は掛からないと思いますが、
またこちらで再開告知等はしたいと思います。
写真を正位置で眺めるだけじゃなくって、
たまには角度を変えてみると、
ガラリと印象を変える写真があったりします。
写真の中に情報量が少ないほうが、
印象を変える可能性は高いのかなって思います。
上の写真は正位置だと空と草原ですが、
180度回転させると、
草原と水(に反射してる)に見えてくる気がします。
自分の撮った写真。
違った角度から見てみると楽しいですよー◎
http://noface.sakura.ne.jp/downlord.html
11月分PC壁紙カレンダーアップしました。
お気に召した方はフリーですので、上記URLから落としてください♪
今回は高崎公園にて撮影した写真です。
高校生が演劇?の練習をしていたところパシャリ◎
何だかこういう青春的なものってやっぱりいいねー♪
写真を撮り始めた頃「カッコイイ」とか「お洒落」とか、
そういった写真に憧れを抱いてた。
でもそれだけだと、内面に響く何かを伝える事は出来ないと思います。
所詮は表面上の「飾り」でしかないと思います。
では何が内面に響くのかって言ったら、
それは人それぞれ(撮影者側も見る側も)感受性は違うものだから、
これっていう答えなんてない。
でも、その人の「個性」や「感情」が滲み出る写真が、
心を動かす力が働く気がします。
そこで、最近の自分は写真を撮る時に、
「その場の空気」
をそのまま飾ることなく切り取るように意識してます。
上の写真は、公園の何でもない平穏な風景。
でも、自分はここに自然と人の穏やかさや優しさを感じてシャッターを切りました。
(右側の写真はJunkStage Cafeのすぐ近くにあった公園です)
今はPhotoshopやiPhoneなどのアプリで、
どんな写真でもそれっぽくカッコよくお洒落な写真にしてしまう世の中です。
加工するのはもちろん反対しません。
ただその場で撮った空気感や感情そのものは、
加工をしても忘れずにいて欲しいなって思います。
うん、その場の空気を吸うように、シャッターを切って行きたい。
今まで写真をずっと撮ってきて、出てきたほんの少しの答えです。
先日、コスモスを撮りに出掛けてたのですが、
その途中で田んぼの水路の中の生き物を捕まえてる少年達がいた。
今の時代でもこんな光景が見れて心がほっこりしてました。
20年前ぐらいにタイムスリップしたような、そんな感じがした。
自分の少年時代は、秘密基地を作り、
そこを拠点に探検ゴッコなどをして、
日が沈むまで泥んこになって遊んでいました。
今、都会に住む子供達は何をして遊んでいるんだろう?
自然という遊び場がどんどん減っていって、
子供らしい「遊び方」も少なくなってきてる気がします。
でもやっぱり子供は子供。
こういう遊び場を欲しがっているに決まっている。
作られた自然じゃなくて、
天然な自然を堪能して欲しいなって思います。