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昨年、JunkStageさんのクラブの企画にお手伝いをしたとこちらで書いたところ、友人から「新規オープンするのでちょっと手伝って」「黒服を雇いたいんだけど、どんな子がいいのか」等のご相談を受ける機会がちょこっとですが増えてきました。
と言っても、わたしはもう現役引退している身なのであくまで中も多少知っているという程度ですが、お役にたてるのは嬉しいものです。
で、嬢のほうについてはこれまでも散々書いてきましたので、今回は黒服さんをテーマにお話ししたいと思います。
一般に黒服と呼ばれるのは、お店のスタッフのこと。
時々ガールズバーなどでキャスト業務(着席での接客)をしないお運び専用のバニーガールがいるお店もありますが、基本的に黒服と言えば男性スタッフを指します。また、この言葉は風俗店の男性スタッフのことも指しますが、その意味で使用されることはあんまりありません。風俗では男性スタッフのことは単に名前や愛称で呼んだりもするからです。
で、この黒服さんですが、いずれにしても大事なのはお客様に対する丁寧な態度。
通常、お客様がお店に入ると一番対峙することになりますので、第一印象はソフトかつ丁寧であることが望ましい。敬語がきちんと使えればなおよしですが、出来なくても応対の態度が良いと女の子の質もいいようにお客様が錯覚してくれる(そしてそれは概ね一致します)ので、非常に重要なポイントと言えるでしょう。
また、初めて来店するお客様にとってはナビゲーターの役割も期待されます。
というのは、結構な頻度で「君のお勧めの女の子は?」と尋ねるお客様がいるからです。わたし自身、そういう黒服さんのお勧めで新規のお客様に着いた経験もあります。このとき、お客様の好みの女の子を瞬時に判断して案内する、ということが出来れば素晴らしい黒服さんといえるでしょう。
というわけで、黒服さんは女の子と親しくなって置いて損はひとつもありません。
もちろんと言うべきか、店内恋愛禁止と大体のお店では決まっていますが、そのスレスレのラインまでは親しくなっておいた方が得。女の子も同じで、黒服さんとは仲が良い方がいろいろな面で得をします(シフトを融通してくれるとかフリーを回してもらえる等)。
日ごろから仲よくしておけば、黒服さんも「この女の子はこういう子なんだな」と理解してくれますし、その結果お店の雰囲気も良くなって一石二鳥どころではない、メリットがあります。
仕事は一人ではできないからこそ、内部の人間関係は大事なのだなあ、と思う。
どんな仕事でもそうなのでしょうが、基本的なところに大切なことって多いように感じます。