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2013/11/30

11月1日に4枚目のCDをリリースしてから約1ヶ月が
経ちました。おかげさまでたくさんの方々に手に取って
いただけて、本当に感謝しています。こんな風に聴いて
います、この曲が好きです、音が良いetc…一つ一つの
感想が嬉しく、そして面白いです。自分が思いもよらぬ
ことを考えて下さったり感じて下さったり…。もちろん
「こういう感じで弾いてますよね」とか、ちょっと違う
なーというコメントもありますが、それは全然気にしない
んです。何故なら、一つ一つの作品、特にCDは、出来上がっ
た瞬間から演奏者のものではなくなる、と思っているから
です。自分はこういうつもりで弾いてさたからわかって
下さい、と言葉でいくら言っても、出ている音はもう
変わらなくそこに何度も流れるわけです。それを
どう受け取るかを、演奏者が操作することはできない。
受けとってもらったそれが、その人の感想だし、評価なの
です。そう考えると、このCDが音楽的にどう評価されるか、
ということについても、あまり深く考えないように
なりました。ファーストCDからサードを出す前くらいまで
は、他人の評価に一喜一憂したり、自分の演奏について
も悩んだり…。ジャズらしいとからしくないとか、オリジナル
がいいかスタンダードが良いかとか…。でも結局自分が常に
高みを臨みながら、成長し続けながら、良いと思うものを
発信し続けるしかないんだ、という結論に達したのです。
それが今回のCDでも「今の自分にとって一番好きで一番良い
と思う音楽」をパッケージに込めることが出来たと思うので、
それがどう評価されても、どう受け取られても、それを
受け入れよう、または気にしないで進もう、という気持ちで
いられるのだと思います。
もちろん、先ほども書いたように、皆様からの感想は
私の宝です。この感想が次の作品への意欲に繋がります。
だから、評価は気にしないといいながら、どんな風に皆様がCD
を楽しんで下さっているか、それはとても興味があるし
色々聞きたいなーと思うのです。

2013/11/30 07:26 | toyama | No Comments