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2013/11/30

クリスマスツリーやイルミネーションがキラキラしている季節になりました。
私は別のキラキラを求めて・・海へ!

夏はTシャツとビーサンでフラッと繰り出す海ですが
冬はまだ暗いうちに目覚ましをかけて起きて、
モゾモゾとフリースやダウンを重ね着して、ギョさんの代わりに長靴を履いて、

「これでもか」という防寒対策をして、いざ出発。
冬の海に向かうこの特別感はけっこう良いものです。

半年間毎週のように通っていた海から、少し私も遠ざかり。
たったの2週間(半月)間が空いただけで、半世紀ぶりに来た気がしました。

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「わーー海だーーー」

何十回、もしかしたら何百回と見ているこの景色ですが
必ずいちいち、ワクワクする瞬間です。生まれて初めて海を見た人のように。

晴れていれば海に太陽の光が反射してキラキラするのは当たり前、のはずですが。
「普通にキラキラしている日」
「ものすごくキラキラしている日」
というのが、海には明らかにあるようです・・これは何故でしょうね??

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ともあれ、明らかにそんな「特別にキラキラ」した海でした。
一年間お世話になった、国分ボートハウスでの東京フリーダイビング倶楽部練習会ももう今年はこれが最終。
参加者はたった4人なので、のんびりとボートを出して海に繰り出しました。

水温は17-18℃。外気よりあたたかい海です。
まだ3mmのウェットでも十分潜れる水温ですが、
私は風邪から病み上がりだったので暖かい6半の分厚いウェットで。
サイナスも全く抜けず、この日の潜れた深度は-5mほど。
大きなモノフィンはほとんど意味がありませんでした^^;;

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キラキラな海でただプカプカただよいました。

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そして、バブルリングの練習など。

シーズン〆の練習なのですが、深く潜らなくてはいけない
というような練習目標もプレッシャーもこの日の私には皆無。
ただ「キラキラした海」に漂うことを満喫しました。
こんなにリラックスした真鶴は今シーズン初めてだったかも知れません。

他の皆はそれぞれ自己ベストを出したりとなかなか充実した練習でした。
アンカーを引き上げた後は、特別に海を回り道して三石までクルーズ。
そしてこれにて、2013年の東京フリーダイビング倶楽部の海洋練習は終了。

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この真鶴の海は、風が吹いたり、雨が降ったりとちょっとしたことで船が出せなくなる、気まぐれで、表情豊かな海です。いつもキラキラ青いわけではなくて、緑に濁っていたり、赤潮が来たり、灰色の日もあります。

プールと違い、予定通りにいつでも練習が出来るわけではもちろんありません。毎日この海を見ているボートハウス管理人のしんちゃんはとても厳しくて、午後から風が吹きそうな日は一歩も譲らず船を出させてくれません。

たとえ海況がよくても毎回重い機材を積み込み、背筋を鍛えながらロープを結んだりヘトヘトになってやっと潜れる海です。そんな思いまでしても、耳抜きやサイナスの調子が悪ければこの日の私のように-5mしか潜れなかったりもします。

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でも、こんな色々な表情があるから
ここに来ると海に対する謙虚な気持ちを忘れずにいられます。

そんな真鶴の海に、とても感謝しています。
ここがホームゲレンデであることは誇りです。

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今年もずいぶんお世話になりました。安全に、事故もなく一年間を終えました。

ありがとう真鶴。また来年、よろしくお願いします!

 

photo by  hiroki hori, reiko oda

2013/11/30 12:03 | yukimuto | No Comments