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11月に入り、今年も残すところあと2か月足らずとなりました。
さて、11月と言えば忘れてはならないのは、そうです。
毎年この時期に静岡市で行われている、「大道芸ワールドカップ」を見ないことには始まりません。
今年も11月1日から4日にかけて開催されましたが、私は2日と4日に出向いて観賞してまいりました。
例によってすさまじい人出でして、事前に綿密に計画を練って観賞するアーティストを絞らなければなりません。
そのため、今年も2日間で8組のアーティストのみの観戦となりましたが、そこはさすが大道芸ワールドカップ。
いずれも見応え十分なパフォーマンスばかりで、静岡まで出向いた甲斐がありました。
それではさっそく、観賞したアーティストをご紹介させていただきましょう。
まず最初にご紹介するのは、ドイツから来た女性2人組「ソルエア・カンパニー」によるエアリアル(空中芸)です。
美しさの中に力強さも感じられる、見事なパフォーマンスだったと覆います。
屋外でエアリアルをやるためには、ブランコなり布なりを高い場所から吊り下げなければならないので、普通の大道芸イベントではまず見られませんが、場所が広くとれる大道芸ワールドカップだからそれが可能なわけですね。
竜半さんもおっしゃってましたが、「もはや大道芸ではない」とさえ言えるビッグイベントなのです。
続いてお送りするのは、カナダからの手紙(古)じゃなかったアーティスト「チリー&フライ」(CHILLY & FLY)です。
こちらは組み上げたやぐらの上で繰り広げられる、「スタンディング・クレイドル」というパフォーマンスですが、具体的にはご覧のとおり男性が女性を空中に放り投げてまた受け止めるというものです。
そして女性は空中で回転したりひねりを加えたりといった、空中技を見せてくれるわけです。
「チリー&フライ」のパフォーマンスが行われていたすぐ隣では、「ベロ・ノック」のパフォーマンスが行われていました。
これは、巨大なホイールがこのように回っているところで、端っこのリングの中を歩いたり飛んだり、そして挙句の果てにはリングの外を歩き回ったりするという、スリル満点のパフォーマンスでした。
こんなもの、サーカス以外ではまず見ることはできません。
大道芸ワールドカップはもはや、「静岡国際サーカスフェスティバル」というべきものかもしれませんね。
これが「投げ銭」だけで見られるのですから、実にこたえられません。
そしてもうひとつ、「エロイーズ&ウィリアム」(HELOISE & WILLIAM)のパフォーマンスをご覧いただきましょう
フランス人女性とアメリカ人男性による2人組での「チャイニーズポール」のパフォーマンスでした。
確かに、中国雑技でこういうポールを使ったパフォーマンスは、私もけっこう見ています。
グループ名に一瞬ドキッとしましたが、フランス語では「H」を発音しないということだけで、別にエロくはありませんでした(爆)。
以上が、11月2日に見たパフォーマンスでした。
4日に観賞したパフォーマンスのご紹介は、また次回とさせていただきましょう。
そして、このコラムを作成しているうちに、私は49歳になってしまいました(原爆)。