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初日の練習を終えて・・・「さあ昼寝だー!」というわけにはいかず・・この日は
選手登録、イベントコミッティ、開会式と怒濤のようにイベントが続きました。
●選手登録
既に殆どの選手が済ませていた選手登録。私は到着したばかりだったので、練習後にレジストレーションに行きました。診断書、パスポートコピー、誓約書などを渡して、そして恒例の「ラニヤードチェック」。
ラニヤードは競技ロープと選手をつなぐ命綱のようなものです。もし深い深度で選手がロープから離れてしまった場合・・・恐ろしい事故に繋がります。(2年前のカラマタ大会では、こんなことがありました。詳細は北濱選手のブログにて・http://freediving.blog.so-net.ne.jp/2011-10-30)なので、ラニヤードは選手登録時に毎回ジャッジが必ず強度や安全性をチェックすることになっています。
強度チェックは・・・こんな感じで。とてもシンプルな方法で・・・
ジャッジの中でも体格の良い力自慢が・・・
ふんぬーーー!!!
なんと、私のラニヤードは破壊されました。。AIDA公式ラニヤードなのでまさか・・と思っていましたが実は同じラニヤードは皆破れていました。。これはケーブルの製品不良ということでその日のうちにAIDA会長のKIMOが無償交換をして回るという自体になったのですが。まあ海の中で壊れる前に発覚して良かったのですが。
私にとってこれが後日の伏線になるとはつゆ知らず・・・
●イベントコミッティ
イベントコミッティは大会中毎日のように開催されます。運営、事務的な連絡を中心に行われる会合です。通常はコーチやキャプテンが参加し、自国の選手に連絡事項等を伝えるのですが、初日は選手全員集合!という連絡が流れたためとりあえずわらわらと、選手達が集まります。(日本チームとドイツチームは集まりが良いなど。お国柄、出ます。)
がやがや・・一体どこでやるの?
あれ。本当にあるの?
そもそも今日だっけ??
世界大会の基本「イベントコミッティが定刻通りに始まることは決して無い。」の図。
●開会式
ともあれ、レジストレーションとイベントコミッティが終わると、間髪入れず今度は開会式!のはずが・・・
がやがや・・(再)
しかし誰もイラッときたりはしません。15カ国200人以上の選手をオーガナイズするというのはとてつもなく大変なことなのです。競技が安全に行われることが第一なので、みんな陸上ではとても寛大。
とはいえ結局、何かの手違いでバスが来なかったため、ホテルから港まで、延々と歩くことになった時には・・
各国の選手はそれぞれの言葉で「まじかよ・・・」とつぶやいたのです・・(たぶん)
でも夕暮れ時の美しい海沿いの道を延々と歩きながら、色々な国の選手やスタッフがゆったりと話しながらそぞろ歩く、なかなか忘れがたい時間になりました。
カラマタ港に到着するころにはすっかり日が落ちていました。
海岸沿いには昔からある屋外のレストランや食堂がずらりと軒を連ねています。素朴で気取っていないけれど、とんでもなく素敵な港町なのです。
開会式は選手のパレード、カラマタの市長さんの挨拶、地元のフードフェスティバルやブラスバンドも出動。地元の人たちが集まってちょっとした一大イベントとなっていました。
夜中まで続くイベント・・練習以上に疲れ果てました。明日のトレーニングは大丈夫なのかな・・と思いつつホテルの部屋でバタンキュー。(全て恒例)
さあ「祭」らしくなってきました!
photo by Kohei Ishida, Ryuta Nakanishi