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しばらくぶりの更新となりました。
気がつけば、今年もあと2カ月!!!
この前まで、夏でね、猛暑でね。
このままとろけてなくなってしまうのではないかと思っておりましたが。
ちゃんと季節は巡ってくるのですね……。
夏に、劇団の公演を終え、もろもろ後作業に追われていました。
その合間を縫って、映画をみたり、芝居をみたり、本を読んだり。
映画「そして父になる」がよかったですね。
あー、やっぱり、福山雅治はかっこいいなー、と!(そこか!)
いやいや、家に福山がいたら、テンションあがりますよ。
でもそれが日常にだから、それほど興奮しないのか!?
また、あの、都会の高層マンションに住んでる、って設定が、いかにもっぽくて。
ちょっとはぶりのいい会社のエリートさんはこんな感じなのかとも思ったり。
いそうでいない感じがとてもよかったです。
物語としては。
久しぶりに、感情移入しました。
やはり、自分で物語を創作するので、だいたい俯瞰してそれらをみます。
これの何が面白いのか? っていうようなところでみちゃうので、本気で楽しめません。
でも「そして父になる」は。
奥さんの立場になってみてしまいますね。
病院で生まれた子供を取り違えられるんですけど。
自分だったらどうするだろうと。
女性だったら、たとえ母になっていなくても、その状況は容易に想像できるでしょう。
急に、その子はあなたの子じゃないですよ、と言われても受け止められない。
ましてや、それを元に戻しましょう、なんて、そう簡単にはできない。
でも悲しいかな、実際血の繋がったほうが、自分たちの子供だと強く感じてしまう……。
結局夫婦は、子供たちを徐々に慣れさせ、最終的に交換します。
目の前にいる子に、一生懸命愛を注ぎます。
子供もそれに応えようとします。
尾野真千子さんのセリフで、
これまで育てた子に申し訳ない、というようなものがありました。
もちろん、これまで一緒にいた子といた時間が長く、当然可愛がってきた。
でも人は情がありますから。
目の前にいる子(本当に血が繋がった子)が可愛く感じ始めてしまう。
でもそれはもちろん止められない感情です。
だってそれが本当の形だから。
よく言われる、お腹を痛めて子を産む女性であればなおさら。
想いは複雑になることでしょう。
最後まで、うーん、うーんとうなりながらみてしまいました。
いろんな葛藤が渦巻いている物語。
時折見える、真木よう子さんの色気にも圧倒されながら。
できることならば、こういうこと、自分の身には起きてほしくないな、と強く思いました。
これからできるはずの! 暖かな家庭を夢見て……。