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2013/10/02

皆さん、おはようございます。
いわば新春オペラとなる「こうもり」、
1月13日の上演、場所はおなじみほわっとです。

新年くらいワーッとお祭りオペラをするとお思いですか?(笑)
まあ、思った人は少ないでしょう。
相手は私です。
きっちりメッセージ発信のオペレッタをやらしていただきます。

今度取り扱うのは、いじめの問題です。
子供の世界のいじめが主に取り沙汰されるわけですが、
それは、あくまでも大人の世界の縮図を、
極めて未成熟な形で再現しているだけのこと。

大人のいじめの話である「こうもり」を、
少し未成熟ないじめの形を使って、
提供したいと考えています。

確かに本人に非はあるものの、
周囲がその非に乗じていじめを行い、
優越感を満たす、という構造なのが、
アイゼンシュタインです。

そして、そのアイゼンシュタインを収監する立場ではあるが、
すでにその能力を疑われ、行動もあらさがしをされ、
厳しい評価を下されて職を追われようとしているのがフランク。

最後にはロザリンデもアイゼンシュタインの妻、
すなわち、暴行犯罪者の妻というレッテルを貼られ、
後ろ指を指される側になってしまうのです。
許すにしても、それは夫婦間でのみ成立し、
夫婦で世間の批判から身を守らねばならなくなる。
そうなる姿を、みんなは嗤っておもちゃにするのです。

これが私の「こうもり」の、基本コンセプトです。

2013/10/02 03:23 | bonchi | No Comments