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こんにちは!
9月中の投稿にするつもりが 月をまたいでしまいました…
無念です。
でも気を取り直して。
今月は 待ち時間について考えてみようと思います。
生活している中で 何かを待つ時間というのはけっこうあるものです。
たとえば
電車がくるまで
目的地に着くまで
待ち合わせの友達を待つ時間
カフェでコーヒーを待つ時間
ランチが来るのを待つ時間
ぼんやりするのもいいし、長めなら本を読むのもいい。
ケータイをいじる人が最近は多いですね。
そして。スケッチブックに落描きするのもなかなか楽しい。
待ち時間は絶好のお絵描き時間。
そして周りの世界の再発見ができる時間だと思います。
わたしはいつも 小さな手のひらサイズのスケッチブックを持ち歩いています。
カフェやレストランに一人で入って注文を済ませたら,その子の出番。
別段 何を描くわけでもありません。
目に入った目の前のイスだったり 斜め前の席のお姉さんだったり。
そうして何となくペンを動かし始めると,周りのものがもっと気になってくる。
テーブルの上のカトラリー入れ
自由に汲んでいいらしい,レモン入りの水さし
面白い模様の壁のタイル
キッチンの奥にかかっている,しきりのカーテン布
店によって違うサイズのグラス それをつたう水滴
グラスの影 明かりがオレンジ色なのに気づく。
ランプシェードがすてきなことに気づく。
あまり考えないほうが,不思議なコラージュみたいなスケッチになっておもしろい。
もうごちゃごちゃで あんまりよく分からないけど。
旅の記録もこんな風に残します。
ある日行ったカレー屋さんでの待ち時間。
タイルの絵が衝撃的で。(左)
そのときに目に入ったものや考えたこと。
おいしそうな食事のスナップも もちろんすてきな記録だけど
そういう何気ない周りの雰囲気も描きとめておくと 記憶に奥行きが出るような気がします。
いろんなオブジェクトが集まる空間をよく見ることで
自分の好みを再発見できたり 観察眼を磨けたり そんないいことがあるかなとも思います。
何より そうこうモノ描きをしている間に
遅ーい なんて思う暇もなく 注文したものが運ばれてくるのだから
なかなか平和で健康的な 待ち時間の使い方。
もしお手元に紙とペンがありましたら。あしたのランチでぜひためしてみてください。
(紙ナプキンに描くのもいいですよ!)