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2013/09/28
5月に出演したフィガロで演出をしていただいた方が魔女で出演なさっていた「ヘンゼルとグレーテル」を観劇にいきました。
指揮もピアノもフィガロでお世話になった柴さまマエストロとピアニストさんで、何倍も楽しく聴かせていただきました。
ヘングレは音楽が繊細なぶん作り上げるのは難しい作品なのかもしれません。
しかも、子役を大人が演じるということ。
一事件を超えてさらに大人に成長しているという部分を現さねばならないのです。
妖精という人間でない役は、人間味が出てしまってはいけません。
主要キャストは兄妹、両親、魔女、妖精二人の7人ではあるけど…ファンタジーな部分で演技や演出により作品全体が壊れてしまう部分がたくさんできてしまうな…と感じたのでした。
ファンタジーといえども、子どもが見てリアリズムがないとそこで白けてしまうのです。
「歌劇は歌を聴かせてナンボで、自分で演技ができる人は一握りだ!」とまた最近もそんな言葉を聞いたのですが、
舞台をみて白けてしまっては、もはや舞台上で演技をしながら歌う意味がわからないです。
だったらコンサートで、録音で子どもたちに聴かせたほうがいい?と思ってしまいます。
児童むけ歌劇やグリム童話をわざわざ歌劇に作り直した背景をどうか組み込み、演じてみたいものです。
2013/09/28 11:56 | uika | No Comments