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この度、たばこをやめることにしました。
トランペットと今回の禁煙は、ほとんど関係がございません。
なので、このことをここに書かせていただくのもどうかと思いつつ、自分的には大きなネタなので、ここに綴らせていただきます。
ちなみに、トランペッターでたばこを吸う人は少なくないです。
管楽器奏者全般を見ても同様だと思われます。
一流のプロの方でも吸っていらっしゃる方もちらほら。
ですので、トランペットの巧さと喫煙には、あまり関係がないように思っています。
実際はどうなのでしょうか。
やめてみてプレイに影響が出たら、それはそのときにレポートさせていただきますね。
とりあえず、それはそれとして。
ところでぼくがたばこを吸い始めたのは、大学に入ってからです。
ジャズ研に入部してみると、喫煙率がものすごく高くて、たばこを吸わないとジャズマンではないような風潮もありました(勝手にそう感じて)。
狭い部室の中はいつもスモーキーで、吸わないほうがむしろ健康に悪いんじゃないかというような状況でした。
ぼくは現役で大学に入ったのですが、同期には歳上が多く、先輩たちもそういう方が多く、4年生の先輩の中には4浪もされている方もいて、自分がすごく子どもに思えたものです。
大人の仲間に入るためには自分も喫煙したほうがいいんじゃないか…、そんな感じでたばこを吸い始めました。
ジャズ喫茶に行ってコーヒー1杯で粘るのにも、たばこがあると便利でしたし。
ジャズ研に入っていなかったら、たばこは吸わなかったかもしれないですね。
高校までは、父親が吸うのをめちゃめちゃ忌み嫌っていましたし…。
ちなみにかつて、2回か3回、やめようとしたことがあります。数か月はやめていました。
しかし、そのくらいやめてから吸うたばこの美味さといったら、もう…。
たばこをやめる度に、たばこの美味さを思い知る、というパターンでした。
といいつつ、そのうちいつか何か大きな理由が生じたら、たばこをやめようとは思っていました。
人から言われてやめるのはナニなので、自分からやめたいと思う何かが起こったときにやめようと。
まあ、仕事はフリーランスのライターですので、自宅で仕事をしていることがほとんどで、だれにはばかることもなく大いに吸えます。
家族もいないですし、人に迷惑をかけることもなく(飲食店などで吸うときは別にして)。
たばこをやめてくれと彼女に言われたわけでもありません(彼女がいるかのようなことを書いてしまいました…)。
しかし、やめどきがやってきました。
その理由については、ぼく個人のぶろぐに綴らせていただいているのですが(こちら)、簡単に説明させていただきますね。
神様に、とある願いごとをしたんです。
その願いごとが叶ったら、たばこをやめることを誓いました。
そして、願いごとが叶ったので、神様と交わした約束を履行することにした、という次第です。
普通の願掛けの、逆パターンです…。
本来なら、願いごとをする段階でたばこをやめるべきなんですよね…。
まあ、それはそれとして…。
加えて、老後に対する不安感もあります。
多分この先もひとり暮らしでしょうし、急激に苦しむ死に方はしたくないな、という思いがあり、そのリスクを少しでも減らしておきたい、ということを常々考えておりました。
そこにきて、つい1週間ほど前に引っ越しをしたんですね。
このきれいな部屋を不用意に汚したくない、という気持ちが生まれました。
正直、これがもっとも大きな理由かもしれません。良いきっかけになりました。
で、どのようにしてたばこをやめようとしているのかと言いますと、ずばり『禁煙外来』です。
人から聞いた話だと、薬の投与を開始し、そうしているうちにたばこが美味しくなくなる、たばこを吸っている意味もわからなくなる。
結果、いとも簡単にやめられる、とのことです。
「たばこを吸っているいる意味がわからなくなる…」
ここにとても興味を持っています。
どんな感覚なんだろう…。
その感覚を味わう日が、とても楽しみです。
今日(9月21日)、禁煙外来に行ってきました。
トータルでかかる費用は、2万円そこそことのことです。
保険が適用されます。保険が効いてこのくらいの額に収めることができるらしいです。
ちなみに保険が効くかどうかについては、とあるラインがあるそうです。
1日に吸う本数に喫煙年数をかけて、200を超えていない人には保険は効かないそうです。
ぼくの場合は、1日25本×約20年…(最初から1日に25本も吸っていませんでしたが)。
走り高跳びのバーを、棒高跳びでクリアするくらいの余裕っぷりで、保険適用範囲をクリアです。
このくらいの費用負担であれば、たばこをやめてふた月もしないうちに楽勝で元が取れます。
投薬は飲み薬。
最初の3日は、1日1錠、4日目からは1日2錠、8日目からは1日2錠ですが薬が大きくなります。
8日目にたばこを吸うのをやめればいいそうです。
そのころにはもう、たばこを吸いたくなくなっている、というシナリオなわけです。
なので今日も割と普通にたばこを吸っています。
そして、7日目まではたばこを吸ったほうがいいそうですね。
たばこってこんなにまずいんだ、ということをつくずく味わって、とことん嫌いになるべきだそうです。
しかし…。
あんなに愛していたたばこを、そこまで嫌いになれるんでしょうか…。
辛いときも、悲しいときも、いつも一緒にいてくれたたばこくん…。
そこまで嫌いにはならずに、それでもしっかりとお別れをする…、これが理想的なストーリーなのですが…。
まあ、それだとしっかり、しかも簡単にやめられそうにないので『禁煙外来』を選んだわけなのですが。
さて…。
どうなんでしょうね『禁煙外来』。本当にやめられるんでしょうか…。
ただ、一応、やめる気は満々です。
たばこをやめようと思っていて『禁煙外来』に興味がある方の参考になればと思っていますので、このネタでちょくちょく更新させていただこうと思っています。
本日『禁煙外来』の投薬開始。まだたばこは普通に吸っています。
押忍。