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病気療養のため、前回の更新をお休みさせて頂きました。
事後報告になりまして、読者の皆様にはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
さて、この間のHOTなニュースとしては、有名人のカミングアウトがありましたね。
ドラマ「プリズン・ブレイク」で主役のマイケル・スコフィールド役を演じた俳優ウェントワース・ミラー氏が、ロシアでの同性愛宣伝行為禁止法への反対意思表明の際に、ゲイであることをカミングアウトしたということです。
この俳優さんについては、ゲイではないか?という噂はありましたが、この度はっきりとカミングアウトして、しかも、最近のロシアの同性愛者に対する権利抑制姿勢に苦言を呈したという何とも男前なカミングアウトとなりました。
欧米ではこういうことが度々ありますね。有名人が、何らかの機会に自分がセクシャルマイノリティであることを公にカミングアウトするという行為。日本ではまだまだ考えられません。よほど有名な人が口火を切ってくれれば、後に続く人が出るかもしれませんが、まだまだ今の日本は、欧米のように公にカミングアウトする土壌が整っていないのが現状でしょう。
しかし、欧米でのこうした動きは、日本のセクシャルマイノリティにとっても大きな刺激になるはずです。いつかは、堂々と公にカミングアウトしてみたいと思う人も増えるのではないでしょうか?
もちろん、カミングアウトする人が、しない人よりも人間的に偉いというわけではありませんし、カミングアウトするかしないかは自由な選択だと思います。
ただ、社会に対して一定の影響力をもっている有名人・著名人が、自身のセクシャリティを公表することで、社会全体のセクシャルマイノリティに対する評価の向上に役立つことは間違いないでしょう。
カミングアウトすることで、その個人の評価が下がるような時代とならないように、社会全体が個人の個性を尊重できるような状態にならなければなりません。
欧米の有名人のカミングアウトを、ただ「へぇ~」と感じているだけでは、何も変わらないのです。