« JunkStageRadio始動!私もオシャベリしています。/reina | Home | シンクロナイズドスケーティングの世界選手権大会 »
始めまして、シンクロナイズド・スケーティングというフィギュアスケートの団体競技に魅入られて、選手活動、海外留学活動を行ってきました、みわです。
2007年夏にTBSが主催した『アイスガールズ』、ご覧になられた方はいらっしゃるでしょうか? 最近では深夜の『バースデー』で取り上げられていますね。
シンクロナイズド・スケーティングとは、16人で滑る団体フィギュアスケート競技。万華鏡のようにくるくると隊形を変えながら、アイスダンサーのようなエッジワークの深い滑りと、チアリーディングのようなダイナミックなリフトがいっぺんに楽しめる競技です。50年ほど前にアメリカ・アナーバーでホッケーの試合の合間に行われたエキシビションが始まりで、2014年のソチ開催の冬季オリンピックでの競技種目化の可能性の高い競技として注目されています。特に2009年は、大学生のオリンピックと呼ばれるユニバーシアードの冬季大会(ハルビンにて開催)で、正式種目となり、世界の強豪5チームが出場しました。
私は、もともとはシングルスケーターでしたが、大学に入ってこの競技に一目惚れし、大学院を途中で転科して、アメリカのシンクロを1年学んできました。アメリカには500以上のチーム、8000人のシンクロ・スケーターがいて、小さな子供たちからお年寄りまで、全米シンクロナイズド選手権大会を目指して切磋琢磨しています。 私の留学したMiami Universityは、大学の所有するアイスリンクを拠点とするシンクロチームが6つも在籍し、シニア・チームは2007年世界選手権で世界第2位、大学生カテゴリで争うカリジエイト・チームは全米第1位を連覇し、アメリカにおけるシンクロの大御所的な役割を果たしてきました。
フィギュアスケートにおけるシンクロでは、フィギュアスケート靴がいわば包丁のようなもので、一歩間違えば自分はもとより一緒に滑っているスケーターたちを傷つけてしまいます。3針7針縫ったというのはよくある話です。そんな危険と隣り合わせでも、腕をつないで、信頼して、最高のパフォーマンスをしようとする選手たちの姿はとても素敵です。 それに、腕をつなぐというのは、日常ではなかなか無いことです。シンクロ・スケーターたちは、いつの間にか、メンバーの体調や気分をつないだ腕から感じ取るようになります。音楽にのって、みんなと一緒に1つのものを作り上げる感動を分かち合えるのは、とても気持ちよさそうですよね。
そんなシンクロナイズド・スケーティングについて、これからじゃんじゃん書いていきます! 皆さんも世界中のシンクロ・スケーターたちのファンになってみませんか?
–