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永遠と続く砂漠を越えて、岩だらけの谷間を越えて、ようやく緑と白い壁の建物が見えてくる。
途中立ち寄った古い旧市街は、時間が止まったように静寂な空気が流れていた。
朽ち果てた建物から何ともいえない歴史の香りが漂ってきて。
宗教と共に今も昔も変わらず生きている人たちの思いを考えると、宗教を持たない日本人との差を考えてしまう。
建物の前にはコーランが書かれていて、イスラム教という強さを感じる。
テーマパークのような町並みは、やっぱりイスラムの香りがする。
途中で立ち寄った市場で、私は男性達に怒られる。
足もしっかり隠していたけれど、手首が少し出るくらいの長さの洋服を着ていて、頭も覆っていないので長時間ウロウロするなっと観光客になれていない男性達からお叱りを受けた。
市場ではもちろんドナドナのようにラクダさんも売られていく・・・。
イスラムの街は洗練されたデザインばかりで、彼らの美意識の高さを感じる。
曲線と直線が織り成す洗練された建物は、やっぱりイスラムの香りがする。
マレーシアとは比べ物にならないくらい、大きくてお金もかけられたモスクが目立つ。
ここは観光客も多い市場なので、頭を覆っていない観光客も怒られずに買い物ができた。
アラブの女性はオシャレ。
あの黒で包まれた中身は、とても鮮やかな洋服と金の装飾品でオシャレに着飾っていて、たぶん日本人よりファッションにお金がかかっていると思う。
香水瓶もとってもオシャレで、市場で何時間でも買い物できる。
私が最も気に入ったのは、世界で一番高い香水といわれるAMOUAGEの香水。
アラブ人は男性もあの伝統的な白い衣装の首元にパフュームをつけるための装飾品が必ず付いているくらいに、匂いというものを大切にする。
だから沢山の香水屋さんがあるし、自分の大好きな香りを大切にするんだそう。
この香水のお陰で、お家に帰ってきてからもいつでもイスラムの香りを思い出せて、あの美しい中東の国の思い出がよみがえってくる。