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キャバ嬢が常に携帯しているポーチ。こちらをご覧になってくださっている皆様は、あれの中身、なんだか御存でしょうか?答えは簡単、ハンカチとポーチと名刺です。
では、それを何のために遣うのか。これの答えも御存じの方は少ない…かもしれません。
ある業界によって常識でも、そうじゃない業界では全く未知のことってありますよね。
実はこのポーチの話もわたしは常識だと思ってたのですが(←この辺がどっぷり漬かっている証拠)、実はそうじゃなかった、ということが先日JunkStageの代表の方とお話している最中に発覚しました。
須藤さん「女の子の持ち物は、ハンカチとライターでいいですか?」
わたし「大丈夫ですー」
これはClub JunkStage さんの開催前のやりとりだったんですが、その打ち合わせの最中、お客様のグラスを替える替えないと云う話になりました。で、アレ?と思ったんですね。
わたし「グラス、替えませんよ。そのためにハンカチがあるので」
須藤さん「????????」
通常、飲食店では一杯ごとに飲み物のグラスを替えるようなんですね。あんまり余所でお酒を飲まないので気づかなかったんですが、これが世間では常識なようです。
でも、キャバクラ、スナック等では通常グラスはひとり一個。もちろん、シャンパンやワイン、ブランデーなどお酒の種類自体が変わればグラスを取りかえることもありますが、ハウスボトル飲んでるだけならとり替えることはありません。お酒がなくなれば氷を入れて注ぎ足す、というスタイルが一般的です。そのため、汗をかいたグラスを拭うためにハンカチを常備しているわけです。
が、これはあくまでもキャバ嬢などお水業界での常識。
わたしはこれを失念しておりまして、須藤さんとの話が微妙に食い違ってしまったんですが、最終的には皆さんでご相談の上折衷案のようなかたちに落ち付いたと聞いてほっとしました^^;
同様のことはおしぼりもあります。
わたしが勤めていたキャバクラでは、片付けて欲しいおしぼりは三角形に畳んでテーブル端に置いておくのがルールでした。別なお店では三角形じゃなくて正方形に畳むところもあるようですが、基本的にはおしぼりは都度下げてもらうもの。しかし黒服さんも立てこんでいると回収が遅くなってしまうため、お客様の目に触れても見苦しくないように畳むのが鉄則です。
が、これも常識じゃなかったらしい。
場所や業界によっても違うルールってたくさんあるんだなあ、としみじみと感じた一件でした。