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2013/07/31
なんだか勝手にシリーズ化
声楽家がコンサートで着用するものは、役の衣装より足まで隠れるパニエをたくさんしこんだカラードレスが多い
ただ、バーやカフェとなると広げすぎにも困りもの
ステージがあるわけも照明があるわけでもない
過去に困ったのは、歌うポジションまで背中合わせに列で座られているお客様の間をグリグリお尻が挟まりながら向かったときか
先日のイベントで着用したのはストンと落ちる裾のロングドレス
骨盤やお尻が大きいのは目立つし
肩は出しむちむちしている二の腕が醜いため(このドレスでなくても毎回肩は出ているが)
衣装に着替えるたびに、「あー!もっと減量しとくんだった!」と反省するのだった
色やドレスの形態は、大抵そのとき披露する曲や歌詞のイメージ、アリアを歌うならば役の衣装に近いものを選ぶ
男性なら、タキシードなどでビシッと決めるので女性ほど困らないが
ドレスや見た目も演出として、観覚からもお客さまを楽しませようと、こちらも何にしようかな?と楽しいのだ
また、はじめましての方が多い場所だと、自分の勝負衣装というかテーマカラーを選ぶことが多い
なので私の場合、必然的に持ち衣装はピンクベースが多い
色のことで一つ
紫が妖艶で人気と思いきや
声楽家はイタリアものの曲を歌うのだが、イタリアでは紫はタブーとされている
日本では古代から高貴な色として知られているが、イタリアでは不吉、死を意味する色
喪服は紫色を着用するそうだ
公共の場、特に観劇に紫色を着用しないことが普通だそう
これは、養成所のソロ試験が終わった後に、すぐイタリア研修に出向く私たちへイタリアでタブーをおかさないようにと、先生から教えてもらったのだ
2013/07/31 10:02 | uika | No Comments