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2013/07/28
前回の続き
バーやカフェで歌うとき、重要な要素
それは合間の「トーク」
特に、クラシックに所縁のない方々に突然オペラのワンシーンを披露しても
知らない言語でペラペラ聴かされても「ハテナ?」
結局、感想は「なんだかわからなかったけど、声量がすごかった。マイクつかわないのに。あと、声がきれい。」としか言われない。
歌い手の使命はメロディはもちろん、歌詞や内容を発信することだ。
サロンやカフェ、バーでコンサートをするとき、歌詞の内容を一言添えるだけでだいぶ聴いているほうは想像できる。
特にオペラは外国語。
そして、ひとりで歌うアリアや歌曲になると演技があればなんとなくわかっても、何を必死に訴えて張り上げてるんだろうと思う。
そこで、その曲の歌われる作品の大まかなストーリーの紹介や曲の歌われるシーン、登場人物などを補足説明のようにトークすることは多い。
とある方が、歌曲を歌う前に歌詞を朗唱したあとに歌唱したのだが、
それがものすごくよかったのだ。
そのときは、外国語歌曲の前に日本語訳詞を朗唱していたのだが
いまからこんな素敵なロマンチックな詞をメロディに乗せていくのか…とワクワクした。
また、その曲にまつわる思い出を語る人もいる。
その人の人となりを知る機会にもなるし、トークに引き込まれると歌を聴こうかな…どんな曲なのかな?この人はどんな歌を歌うのだろうとなるのだ。
クラシックをご存知ない方に興味をもってもらうには、トークからいざなうことも必要である。
2013/07/28 11:31 | uika | No Comments