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2013/07/22

シャンソンは幅広い年代で歌える歌があります。

特に年をとってからのほうが味が出る歌がたくさんあり、若い人が無理に歌ってもそらぞらしくなってしまい、やはりその人の人生が歌にいかされる、そんな歌がたくさんあります。

 

この歌はまさにそう。

私がもっともっと年をとったら歌いたい歌。

 

「MA DERNIERE VOLONTE (VIVRE)」

日本訳の題名は「生きる」です。

 

作詞は、シルヴァイン・ルベル

作曲は、アリス・ドナ

歌ったのは、セルジュ・レジアニ

 

最近、美川憲一さんがこの曲をCDで出しました。

カップリング曲もシャンソンで有名な「歌いつづけて」

 

この「生きる」ですが、もともとの詩の直訳は、日本で歌われているのとちょっと違うけど、

でも日本で一番多くの歌手が歌っている、矢田部道一氏訳の詩がとても胸にズッシリときます。

 

その矢田部さん(通称 ムッシュ)も5年くらい前に他界されました。

余命が短いことを知っていたムッシュが、最後のステージでこの歌を歌ったそうです。

まだまだ私には歌えませんが、きっと誰もが通っていく道・・・。

 

生きていくことを、生きていける毎日を、あらためて大事にしていきたいなと思う1曲です。

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=tR8twKDfaCk

 

 

「生きる」

 

好きなように生きた  この私だから

死の訪れなど 怖くはなかった

やり残した事も 沢山あるけれど

やる事はやった 人の倍くらい

生きる 生きる 今になって私は

生きることの 貴さを知った

 

気がつくと仲間が 1人また1人

帰らぬ旅へと 赴いて行った

天国も地獄も私は信じない

だけど確実に死は迫っている

生きる 生きる 今になって私は

生きることの 貴さを知った

 

生きている間 悔いのないように

私の仕事も整理しておこう

ろうそくの炎が 燃え尽きるように

私の迎えももうすぐ来るから

生きる 生きる 今になって私は

生きることの 貴さを知った

 

VIVRE VIVRE 生きている間

VIVRE VIVRE 悔いのないように

 

2013/07/22 12:24 | noa | No Comments