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2013/07/03

お久しぶりです。 あっという間にもう7月ですね!長い間、休載すみませんでした。

本当はもう少し早く更新をしたかったのですが、大学病院で手術を受けることになったばっかりに色々なハプニングがあり、結局手術は2回も延期になり、3月に無事手術を終えてきました。まだ、今月中にもう一度放射線治療のための入院があるのですが、少しずつ更新予定です。

大学病院での初診は1月7日。 鹿児島大学病院での甲状腺診察日は週に2回しか無いので前の病院から紹介状を受け取ってから1ヶ月ほど待っての初診。

以前の病院では手術を含めての入院期間は2週間程度と聞いていたのだが、大学病院では高度な技術をたくさんの患者さんに提供することが目的ということで要するに、大学病院での技術(治療)が終わったらあとは家に帰るか転院して様子をみてください。という流れが当たり前らしく、先生に言われた入院日数は手術含めて7日間。

入院が憂鬱で仕方なかった私にとっては短い入院期間はラッキーな話だったのだが、入院案内の説明を受ける際に「個室希望」とお願いしたら「個室は病院側の判断で重症患者優先になるので甲状腺じゃ大部屋だと思いますよ・・・」とのこと。 普通に考えたら「癌」っていうだけで重症なのに大学病院からしてみれば甲状腺癌は軽症のレベルに入るということに驚きつつ安堵。

結局、個室はダメということだったので大部屋で我慢することを前提にいよいよ手術日と術前検査日が確定。

術前検査はかなりの診療科のハシゴの上に、造影CT、PET-CTなど初めて聞く検査ばかりな上に外来診療日はだいたい週2~3日という診療科ばかりなので相当な日数と時間がかかるのだが、「屋久島から来るのでどうにか少なめの日程でお願いします。」とお願いし、相当キツキツなのだが2日間にまとめて検査を受けられるように調整してもらった。離島在住はこういう面で優遇してもらえるからありがたい。

で後日、術前検査も終わらせて手術まであと少しというときに、主治医から、普通じゃ考えられないような発言。

「実は日高さんを見かけた脳神経外科の教授が別の病気の可能性も疑っているみたいで脳神経外科へ一度行ってみてもらえませんか?」と。

さすが大学病院。すれ違った患者さんのことまで心配してくれるんだ・・・感心しつつ、結局このせいで当初の手術日は延期となる。

後日、脳神経外科の診察を受けに行ったのだが、検査の結果は経過観察ということで「また1年後に・・・」とのこと。ただ、普通の病院だったら1年後をめどに自分でおおよその日程で検査に行くのだろうが、さすが大学病院。1年後にきっちり予約を入れられた。「採血があるので朝食は食べないでくださいね。」と言われたが1年後のことなんて覚えているわけがないだろ~!と思いながら手術日を待った。

そして入院まであと1週間ほどとなったある日、携帯に大学病院から電話が・・

電話の相手は私の主治医。話を聞いてみると、「緊急で手術をしないといけない患者さんが居るので手術日をずらしてもらえないか?」とのこと。 相変わらず私の甲状腺癌の手術は緊急性が無い軽症なのね~などと思いながら、知らない人の命を救うべく、2度目の手術延期。

で、当初の予定より1ヶ月遅れで無事入院と手術を終えてきました。

大学病院って高度な技術の上にとても忙しいんだなぁと思いながらまだ月1ペースで通院中。

術後すぐは声が出なかったり、首に力が入らなくて頭痛がひどかったりしましたが術後1ヶ月はGW限定でレンタカーのアルバイトに復帰し、術後3ヶ月経った現在というか今週末は去年に引き続きオープンウォータースイミングで2.5キロの遠泳に挑戦するつもりです。

長くなりましたが甲状腺ホルモンの薬を毎日飲みながら以前と同じコンディションを保つことができるようになりましたのでこれからも連載を続けていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

2013/07/03 05:49 | hidaka | No Comments