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父
源氏太郎が また 取材記事掲載されています
今回はそのご報告です
昨年の10月に 腰椎破裂骨折した父 源氏太郎
一ヶ月リハビリ入院して退院
腰の痛みを克服
ついに 半年後の6月
座り姿の高座でありますが
先だって 東京浅草の 東洋館へ
復帰公演してまいりました。
いつもどおり 歌舞伎の口上から源氏物語の導入部
それから 霧島昇先生、伊藤久雄先生などの歌謡ショー司会セリフを
…
この日は 父 源氏太郎がトリでしたので
たっぷりとご披露したそうです
…その時の様子を
朝日新聞の記者さんが
6月27日夕刊 「文化面」で書いてくださいました
写真もカラーで載せていただいて
父も大変ビックリした様子で
私に電話してきました
芸人と申しますのは
いくつになっても
芸の虫…
父 源氏太郎 84歳ですが
あれやこれやと ネタの構築に 神経を向けております
コレは日常生活の大部分を占めておりまして
私は 物心付く頃から
こういう父と ずっと一緒にいたので
始終何か芸の事を考えているクセが
「そっくり」
「そのまま」
私 三増 巳也に くっついて参りました
ですから
父が ずいぶん前に
「もう こういう芸は古いから やめようかと思うんだけど…」
と
私に 一度だけつぶやいた事があります
しかし
私はそれが許せません…
自分の生い立ちを否定されたみたいなモンで
「冗談じゃないよお父ちゃん、そういうネタは私にくれなくちゃいけない!」
というわけで
私のその時の脅し(?)文句が結構こたえたらしく
細かいネタの間違いのチェックやら
短いバージョン・長口上の区別とか
場面別の説明など
電話で おさらいしたりする事も…
やはり 日常 緊張感がなくっちゃあ
こうはいかないなあ…
あの時
けしかけておいて良かったなと
…娘は思うのであります…
皆さん
ぜひ
ご高齢になられた御仁には
刺激を与えて差し上げてくださいね~