« | Home | »

2013/06/30

先日のニュースより。
サッカーの日本代表が、ブラジルワールドカップへの出場を世界で一番乗りで決め、
歓喜に酔いしれたサポーターたちいっせいに渋谷の交差点で騒ぎ始めたところ、
警備の警察官が、 「皆さんは12番目の選手です」「そういう行動はイエローカードです」
「怖い顔をしたお巡りさん。皆さんが憎くてやっているわけではありません。心の中では出場を喜んでます」
などと非常にウィットに富んだ言葉で交通整理を行い、場を和ませ、小競り合いを引き起こすことなく
その場を見事に整理したんだとか。

その警察官、通称”DJポリス”には警視総監賞が送られるんだそうで。
動画でも拝見させてもらいましたが、確かにうまい具合に誘導していて素晴らしかったと思います。

「ウィットに富んだしゃべり方」が出来る人と言うのは僕も正直うらやましいです。
大道芸でなくても、バンドのMCや、イベントものの司会者やまとめ役の人が
ちょっとウィットに富んだ言葉をしゃべれたりするとイベントそのものが面白くなったりします。

まあ、こういうのがうまい人がMCや司会者を任される傾向にありますけどね。

大道芸的に言うと、その場では「アドリブ」のように見えて、
実は以前にも似たようなことがあったものを使ったりすることもあります。
(勿論初回はアドリブであることもありますが。)

つまり、起こるべきハプニングを最初から予測しておいて、
それに対する引き出しを多く持っておくことですね。

「ハプニング」というのはいつ起こるかわからないですが、
起こったハプニングが以前同様のことであり、対策がなされているのであれば
(あるいは、初回「アドリブ」でうまく行っているのであれば)
うまい具合に対処できることかと思います。

これは大道芸やジャグリングにおいてだけではなく、普段の日常生活でも同じことが言えると思います。
例えば、飲み会などでうけた話を、別の機会の飲み会でも披露してやっぱりうけたら、
その後はその話があなたの「鉄板」ネタになっていくことでしょう。

先の「話の上手い人がMCになっていく」という話にもつながりますが、
そうやって経験すればするほど、上手くなっていくものだと思います。

あなた自身の経験に基づくものではなかったとしても、例えば人の話だって参考になると思います。

家にテレビが無いのでテレビを見ない僕ではありますが、
しゃべりの面白い芸能人の話というのは聞いていると、絶妙な「間の取り方」をしていて、知らず知らずのうちに
真似しているように思います。

(因みに、僕が「話し方がうまいなぁ」と思って特にあこがれているのはくりぃむしちゅーの上田晋也氏と
 北海道の誇る「水曜どうでしょう」でおなじみの大泉洋氏です。)

多くの人と話して、経験をつんでおき、引き出しを多く持っておくこと。
これがいざと言うときの「ウィットに富んだ話し方」ができるポイントなのでは無いかなぁと思っております。

2013/06/30 12:00 | ryuhan | No Comments