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今年のトスカーナは本当に雨が多いです。
昼間はカッと太陽を照りつけてくれるのですが、
それでも例年、この時期に雨は一切降らないはずが、
こんな空がどこへ行っても広がります。
猛暑のことを考えると、
とても過ごしやすいので
私たちにとっては有り難いのですが、
何となく寂しい気もします。
が、
センチメンタルな気分に浸っている場合ではありません。
子供達は夏休みに入っています。
イタリアの夏休みは3ヶ月と、とっっっても長いです。
3週間経ちましたが、
かあちゃんはもうグッタリです。。。
このエネルギーを発散するには、
食べ物の収穫が一番!なんて考えてる私、
ブラックベリーの収穫に行ってきました。
この辺では、
刈っても刈っても刺を延ばす厄介な植物ですが、
こちらは珍しく栽培品種で、
時期も1、2ヶ月早く大粒です。
朝ご飯代わりに食べながらの収穫は本当に楽しい。
どのフルーツでも野菜でも、
一番美味しい瞬間が必ずあって、
それに当たったら、、、
病み付きです。
ふと周りを見渡すと、
オリーブにも花。
tiglio、英語ではティリアの花。
ボンコンヴェントは町の周辺をこの木で囲まれているので、
今の時期は町中に、
家の中までこの甘い香りが充満して幸せ一杯です。
この花や葉っぱはお茶にもなり、
リラックス効果があるとこちらではよく売っています。
よい季節ですね。
さて、
遊びに頭を捻る私ですが、
とうちゃんは仕事、仕事です。
久々に
アンティパストの盛り合わせ。
やっぱり美味しいファーロとタコのサラダ、
夏野菜のフリット、
ズッキーニとリコッタチーズのスフォルマート。
私たちの好物を少しずつのせてくれました。
やっぱりここにも、
フィンフェルリのリゾット。
シンプルが故にクリーミィで良い香り。
くれぐれも、今はキノコの季節ではありません。
が、
おかしな天候の恵みです。
新鮮なものが入るときだけのメニュー、
黒鯛の蒸しグリル。
ここにもフィンフェルリがタップリ!!
一緒に頂いたのは若めの
ロッソディモンタルチーノとロッソディモンテプルチャーノ。
どちらの生産者もオーガニックで丁寧な作りです。
メリンゲのケーキ、ベリーソース、
香ばしくローストしたアーモンドと
カリカリの食感のカラメルの冷たいドルチェ。
心もお腹も満たされました。
こうやって書いている今も
バラバラと雨が降りだしました。
本当なら、灼熱の太陽を浴びた後、
暗くなってから野外オペラなんかもあちこちあって素敵なんですが、
今年はどうなるんでしょうね。。。