« 南トスカーナは涼しいです | Home | コラム更新に関するお知らせ »
さる、今月の16日に北ゴロンタロ県にある美しいビーチに行ってきました。
5月に一緒に日本に行った方々の企画で、私にも招待状を作ってくださいました。
北ゴロンタロ県(県庁)は市内から車で1.5時間ほどの場所にあります。
北ゴロンタロ県庁からさらに車で15分ほどの港から、今回の目的地のポネロ島までボートで向かいます。
ボートで20分ほどでしょうか。
港周辺の海はたくさんゴミが浮いていて、正直に言うとポネロ島も同じかななどと思っていたのです。
ですが、ボートに乗って島に近づくにつれて、海の色が変わっていくではありませんか!
着いた時には、港で疑ってごめんなさい、と心の中でつぶやいたものです。
この日の企画は“FESTIVAL BAHARI(海の祭典)”と名付けられ、島をあげての一大イベントでした。
と言うのは、ポネロ島に到着して知ったのですが(笑)
イベントはすでに始まっていて、私たちの到着を待っていたのです。
北ゴロンタロ県知事さんも参加され、ポネロ島の住民の前で県としての政策発表をされました。
そのあとは、ボートレースが行われました。
このボート、完全に1人乗りでも普段漁をする時に使用するもののようです。
2回に分けてレースが行われました。
それぞれの優勝者はなんとお父さんとそのお子さん(親子)でした。
ボートさばきも代々受け継ぐのだなーと感心。
そののち、綱引き手漕ぎボートバージョンの試合が行われました。
これは文字通り、ボート同士で綱引きをするのですが、オールを用い人力でボートにつないである紐を引っ張り合います。
そして最大のポイントは、女性のみ、ということです。
この日のために作ったという、チームごとのT-シャツで綱引きに臨みます。
1チーム7人で、年齢制限はなし。
中にはおばあちゃん達チームもあり、私はハラハラしていました。
が、おばあちゃん達は、1人ずつボートに乗る時に音楽に合わせておしりをふりふり♪セクシーダンスを披露する余裕っぷり。
どのチームを見ても、女性が非常にたくましいのです。
何とこのおばあちゃんチーム、優勝したんです!
表彰式の時に“若い子には負けられない”と言っていました。
帰りの時間は潮が引いていて、県知事さんはじめ全員がボートまでジャブジャブ歩いて向かいます。
そして、ジャンプしてボートに乗る!
常に音楽があり、笑顔があり、笑い声であふれていました。
小さな島なので、全員顔見知りの様で“あそこの息子が勝ったのか”“ほら、○○ばあちゃんがまた踊ってる”など、ワイワイ。
島の住民全員が1つの家族の様な雰囲気でとても素敵でした。