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2013/06/01
マレーシアの公用語はマレー語。
けれど、この国の人はほとんどが英語を話す。
だから外国人にとってはとても住みやすく、7年連続移住したい国No1.になったり、親子留学として英語留学をしてくる人も多い。
英語を話せるという裏側には、他国に占領された歴史が大きく影響している。
マレーシアは、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本に占領された過去を持つ。
だから今でも街中に異国文化の香りのする建物が沢山ある。
他国に占領されたことで、奴隷としてやってきた中国人やインド人がこの国にたくさん住むことになり、やがて多民族国家になっていく。
昔から貿易の拠点として重要な役割だったペナン、マラッカ、シンガポールを海峡植民地として統治したイギリス。
ポルトガルが占領したことで、マラッカからザビエルは日本に出発し、鉄砲が日本に伝来されることになる。
こうして見ると、歴史は繋がっていて、そこに根付く人の価値観や文化にも大きく影響を及ぼす。
他国に占領された歴史を持つマレーシアは、多民族国家になり英語を話し、建物も経済も文化も宗教までも様々な国の色をミックスさせて成り立っている。
マレーシアを感じる時、「融合」という言葉がいつでもピッタリくる気がする。
2013/06/01 09:59 | kagami | No Comments