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2013/05/31
夢を描くお手伝い
小学校にお邪魔する際、お話やパフォーマスをさせて頂く。
おそらく、それ自体にはあまり意味がない。
大切なのは、最後に子どもたち自身に夢を描いてもらうこと。
夢は与えられるものではなく、自分で描くものだから。
あくまで自分が出来ることは、そのちょっとしたお手伝い。
小学生でも、自分の夢を人前で話すことを恥ずかしがる子どもも少なくない。
だから私が夢を叶えた話をすることで、彼らの羞恥心が少しでも薄まればと思う。
『一輪車の世界チャンピオンになりたい』
高収入の職業に就くことでもなく、優秀な大学に進学することでもない。
そんなもので世界一になることに、どれだけの価値があるのか疑問に感じられるもの。
しかし、良い歳した人が、そんな夢を叶えた喜び、
叶える過程で得たものを、胸を張ってみんなの前で話す。
話を聞いて、夢なんてなんでもいいんだって思ってもらえれば。
最初は誰も発表してくれなかった夢も、最後には楽しそうに描いてくれる。
大きな夢を描くための小さなキッカケになったらいいなと思い、常に彼らの前に立つ。
彼らがそれぞれ想い想いに夢を描いている姿を見ているとき、
『時の流れに組み込まれながら生きている』という実感が沸く。
これも生きる幸せのひとつ。
2013/05/31 11:45 | yuta | No Comments