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2013/05/30

絵を描くうえで、ルールがいくつかあります。

 

モチーフ

・知人であること

 

描画様式

・何が描いてあるか、即座に判別できるように描くこと

 

色彩

・目視している現象から離れすぎないこと

 

・崩さないこと

 

マチエール(絵肌)

・故意に表情を作らないこと

 

道具

・筆、ペインテイングナイフ以外は用いないこと

 

材料

・油絵具、溶き油以外は用いないこと

 

 

僕の場合、このくらい縛りがないと、毎回毎回わけのわからないことを始めて、収拾がつかなくなるということもあり、 けっこうなルールを敷いてます。

表現というのは、「強調と省略」 と、よく聞きます。

僕もそうだと感じています。

そこで考えると、僕の敷いたルールで描くと、とっても平均的な絵ができると思うのですよ。 形が洗練されているわけでもなく、色彩が目を見張るほど美しいわけでもなく、絵肌に面白みを感じるほど凝ってもいない。

そして、平均的の究極である写実というわけでもない。

 

これは、けっこうな問題だ。

 

 

「強調と省略」

なんか引っかかるのが、強調って、基本ワザとらしいんですよね。 意識して足す、もしくは増すわけですから。

省略なら、意識しても結局は見えにくくなるわけだからワザとらしく見えないかも。

最優先は形なんだから、それを見えにくくしている要素をすこし削ろうかしら。

 

 

つづく

2013/05/30 01:59 | fukui | No Comments