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2013/05/23

こんばんは。
今日はお店が休みなのでのんびり更新しています。これから友達とごはんです♪

ところでタイトルはわたしではなく友達の話なんですが、仮にもキャバ嬢の話を書くなら
さけて通れないのが同じく水商売の雄・ホスト。
今回は友達の風俗嬢のアユちゃんのケースを例に出して、ホストに本気で恋をするとこん
なにきつい…という転落人生についてお話したいと思います。(名前は全部仮名です)

 

アユちゃんが初めてホストクラブに行ったのは2年くらい前のこと。

当時キャバ嬢なりたてだったアユちゃんは、同僚のキャバ嬢のたっての願いで初めてホス
トクラブを訪れました。当時「男は全員福沢諭吉に見える」と豪語し、恋人もいたそうな
のでその時はこんなもんかと思ったそうです。

が、気が付くとアユちゃんはそこの常連に。ほぼ出勤してるんじゃないかくらいのペース
でそのお店に呑みに行ってたというから正直やばいというか危なすぎます。

通ってしまった理由は単純で、「仕事終わっても家帰るだけだし、お金あるし、それならど
っかで一杯飲んで帰ろうかと思った」程度だったらしいというのもガクブルするくらい怖
いです。(※ただしこの時点では一日2万越えは少なかったとのこと。ほぼ最低料金くらい?)

が、その習慣が定着してしばらく経った頃にとある新人君が入店。
その彼が、アユちゃんにとってはどストライクだったそうなんですね。で、新人だから売
上も当然少ないので、こりゃー一肌脱がなきゃいけないわ、と思ってしまったそうです。

このあたり中村うさぎさんも指摘されてますがものすごく競馬の心理と似てる気がします。
育成したくなっちゃうというか、アユちゃんはかわいい新人君をなんとかナンバーに入れ
てあげたいと応援(=と言う名の投資)を開始。なまじ稼げるのでつっこみまくって遂に
ナンバーに入れた時は感無量だったと云いますが、その時点で1000万近く使ったそうです。
そんなにお金あるなら正直不動産でも買った方が良いと思います、わたしは。。。。。

で、アユちゃんが凄まじいのはここからで、私生活でも新人君と付き合いだし、そうする
と遣っても自分に帰ってくると思ったそうで、なんと風俗嬢に転身。わたしと知りあった
のもこのころです。出勤日がかぶったり同い年だったこともあって、なんとなーく待機の
ときにおしゃべりするようになったんですがアユちゃんが彼のことものすごく話すので
びっくり。彼がホストだと知ってさらにびっくり。しかも遣ってる額が半端じゃないので
顎外れそう、な展開です。

が、そんなアユちゃんにも悩みはあります。

いかにラブラブハッピーな恋愛関係を築いていると言っても、相手はホスト。自分にかけ
るような甘い言葉を他の誰かにも掛けてるんじゃないかと思うと気が気じゃなく、彼女な
のに毎日お店に通って様子を確認しないと気が済まないんだそう。恋人の新人君ももう新
人ではないのでお客様も沢山いるらしく、席についているのを見るだけでギリギリするん
だそうです。

でも別れたくないんだって。ホスト辞めてもらえばいいような気もするんですが、ホスト
の彼を好きになったから、仕事は応援したいんだそうです。
……うーん、考えるだけで複雑な心境です。

これは一例ですが、キャバ嬢に恋をしたお客様の心理ってこんな感じなのかもしれません。

2013/05/23 07:52 | chica | No Comments