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2013/03/31
四月頭の芝居の稽古、
稽古場での稽古がすべて終了した。
稽古場最終週は、抜き稽古はほどほどに通し稽古を毎日やっていたのだが
作品そのものの流れを止めないように…と考えすぎるがあまり、芝居や表現がこじんまりしてしまったり、
毎日稽古をしているのに毎回同じことをやっていたりしがちであった。
ふと、頭をよぎったのは
昨年の今ごろ、オペラ養成所修了公演の通し稽古、GPが終わってすぐ演出家に怒鳴られた言葉。
「稽古場で散々言ってきたろ。なぜ、一回一回何かを生み出そうとしない。
どうして身を守る。毎回通して同じだったら何度やったって稽古の意味なんてないんだよ。
舞台稽古だってゲネプロだってやってる意味がない。
そんな何も生み出せないヤツらなんだ。もうプロになりたいなんて言うな。」
恩師の言葉がよぎる中、私としては、毎稽古、演技を固定せずたくさんのことを試していきたかった。
それでもやはり稽古で腑に落ちないということは、最後の最後まで新たに生み出せてはなかったのかもと思うのだ。
そして、信頼する声楽家のベテランの方に
「ダブルキャストを気にはしてなかったけど、最近吹っ切れたのかノリノリになってきたので最終稽古で焦った…。
そもそものキャラつくりは違うんだけど。」
と弱音を吐いてしまったのだが
「別キャストから刺激を得ることはとてもいいこと。
でも、それで自分を見失うな、」という言葉をいただいた。
来週から小屋入りで、月曜日からアクティングエリアを組み立て作業に入る。
2013/03/31 02:46 | uika | No Comments