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友情結婚を一定期間で円満に解消することを友情離婚と呼んでいます。
友情離婚をする理由は、友情結婚を維持する必要が無くなったからですが、その必要性の度合いは友情結婚をしている夫婦によって異なります。
短い期間でも結婚していたという事実だけが欲しい夫婦は、数か月~1年程度で友情離婚に到る場合が多いようです。
親が他界するまでとか、40歳になるまでとか、かなり具体的な条件を離婚の条件にしている場合には、数年~10数年の結婚期間となるでしょう。
なお、友情結婚をした夫婦が必ずしも離婚するとは限りません。夫婦としての在り方は、夫婦により異なるわけなので、時を経て、夫婦として添い遂げる方も当然おられます。
友情離婚は、円満な離婚に限られます。離婚するかしないか、離婚するにしてもその条件が合わないなどで揉めると、それはもう円満な離婚から遠ざかり、友情離婚とは言えなくなるからです。
友情結婚生活自体はとても良好であっても、夫(又は妻)が離婚を切り出したとたんに、関係が不穏になり、気持ちのすれ違いからトラブルになることも少なくありません。
友情結婚は、結婚生活自体にもリスクがありますが、結婚を解消しようとする場面にも多くのリスクがあることを忘れてはいけません。
友情結婚はもちろん、友情離婚の件数は全く不明なので、私に入ってくる情報から推測する範囲での予想ですが、友情結婚から友情離婚に至る夫婦の数は増えているように思います。
これは、同性の恋人との関係をより深めるために、友情結婚は解消して、本来の人生の伴侶と添い遂げていきたいと考えるビアンやゲイの方が増えているからではないかと分析しています。
未婚率が増え、結婚していない事が特別ではない状況になってきている我が国では、セクシャルマイノリティが自分のセクシャリティに嘘をついてまで結婚する必要が無くなってきているのです。
友情結婚や友情離婚は、何やら新しい響きのする言葉ですが、実は昔からあるそれは、今やもう古いものになってきているのかもしれません。
自分自身に嘘をつかない生き方ができれば最高ですね。