« | Home | »

2013/03/11

 

今朝起きてリビングのドアを開けると、

『今日も気をつけてね、パパ』、

忘れないうちに言っておくと、

ママが泣きながら話しかけて来ます、

いつも思っていたけど、

今日からは言葉にする、

TVでは東北大震災特集。

 

週末の山は、

北側の斜面にはまだ雪が残っているものの、

3月の始めとは思えないほど暖かく、

雪の溶けた庭では、

土の中から新芽が顔を出しています、

あの震災から2年経が経ち、

今まであたりまえだった家族の笑顔が、

どことなく身に染みて感じるようになっています、

家族で山に来れる事が、

とても素晴らしい時間を過ごしている事に気がつき、

水と塩とお米が有り、

雨をしのげる場所さえ有れば何とか生きて行ける、

家族皆が元気なら、

いつのまにか、

そんなシンプルな考え方に辿りついいた感じです、

何にこだわっていたんだろう、

どんな生活を望んでいたんだろう、

水と塩とお米があり、

そして笑顔の家族さえいれば、

それで十分に幸せを感じる事が出来る、

そんな思いが身に染み込んで来たようです、

今回の山の生活は出来るだけシンプルに、

出来るだけ電気を使わず、

ここにある物で生活しようという事になり、

ママと娘が、

土鍋と薪ストイーブでお米を炊き、

炊きたての御飯に鮭カンをのせて少し蒸らし、

管理人から貰った少々の御漬け物、

山のシンプルな朝食は、

美味しい沢の水が、

お米の美味しさを、

一段と引き立てているようでした。

水と塩とお米があれば

2013/03/11 07:40 | watanabe | No Comments