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2013/02/28

所属する劇団の演劇を楽しみたい大人のための36歳以上の方々のクラス
そのクラスの方々の公演が初日を迎えたということで早速拝見させていただきました。

とにかく全力。
滑舌がまわらなかろうが、台詞がとぼうが全力で役を演じる。
演技力に差があるものの、キャストのボルテージは100%をはるかに超えているため舞台のボーダーラインを飛び越えて世界観が伝わってくる、そんな圧倒観でした。

先日、声楽の師匠から
『練習、稽古で自分ができる範囲でやれることをやったって、世界が広がらない
ただ自閉的な表現しかできない』
と指摘されたばかりなのですが

以前は『本番では、自分の実力以上のことをしようとしない。
できるだけのことをみせる』という言葉をいただいていたのですが

この公演を拝見して
つまりは、稽古場で実力の範囲を飛び出したことをやっていないと、その飛び出したものも実力になることもなし
本番では、稽古場で実力範囲内でこじんまりまとめた、いい言い方をすると無難におさめた表現しかできないのだと気づかされたのでした。

稽古場で挑戦しないことには、膨らみも余裕もマイナスもプラスさえも生まれないということ。
その前に、基礎があることが前提ですが。

2013/02/28 10:27 | uika | No Comments