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2013/02/28

歌を歌うのが好きな方はとても多いと思います。

ちゃんとヴォイストレーニングを受けたことがない方は、「え?」と思うかもしれませんが、歌は本来体を使って歌うのです。

もちろん声帯や喉も大切。ここが支障をきたすと声はでません。

でも体の支えがないとしっかりとした声も出ないし、大事な呼吸も使えないのです。

 

歌の80%は呼吸が大事なと思います。

なので私は、私の生徒さんにもレッスン最初に必ず呼吸法をやらせます。

そしてもちろん体を使って歌うよう指導しています。

その呼吸、ようは横隔膜を広げて深~い呼吸をする(一般的には複式呼吸ともいいますが)には、体の筋肉をやわらかく使うことが必要になります。

それだけでなく、背中や肩、首まわりなどがコチコチに固まっているといい声が出ません。

私もかなり凝り性なので、身を持って経験しています。

 

昔からダンス(ジャズダンス、クラシックバレエ、モダンダンス、コンテンポラリー)はやってきましたが、今はダンサーではないので、レッスンは維持程度しかやっていません。でもフィットネスクラブでヨガやエクササイズなど体を動かすことはできるだけやることにしています。

体を支える筋力、そして体をやわらかく使うための筋肉がとても必要。

 

私も調子のいい時はわりとすぐわ~っと声が出ますが、もともと筋肉が硬い硬い体質なので、疲れてきたり時間がなくて体を動かすことができない日が続くと、歌にもてき面にあらわれます。

筋肉が硬いということは声帯の筋肉も硬いので、声が出るまで結構時間がかかったりします。

もちろん歌えないことはないし、ライヴもしょっちゅうあるのでそれなりには歌えますが、本来の私の歌ではないこともあります。

そういうときは自分でも落ち込み、反省することもありますが・・・、人間の体なので長い歌の人生ではいつもいつもベストの状態にはいかないということもわかりました。

そういうときは、そういう状態でもいい歌を歌えるよう別な方法を考えますが。

 

今年に入って、プライヴェートなことですが、母が入院したり手術したりと心配ごとが多く、病院に通ったりして自分の時間がなかなか取れず、体を動かしに行ったり、レッスンに行く時間がない日々が続きました。

メンタル面ももちろん歌にすごく影響しますが、とにかくその間に体がカチコチになり、歌を長く歌うことがきつくなりました。

若い頃と違って、あっという間に筋肉は衰えます(笑)

あらためて「これはいけない!」と気を入れなおしました。

 

これからももっといい歌がお届けできるよう、とにかく日々、努力!努力!!

 

2013/02/28 02:13 | noa | No Comments