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書きかけては、やめていた(ラブレター的な…)テーマについて書かせていただきたいと思います。
「演奏中に目を開けるべきか、つぶるべきか」
現状でも、考えがまとまっていない部分もあります。
視力のない方でも、世界的に超一流の方もたくさんいらっしゃいますから、そもそもナンセンスな話でもあります。
観点もさまざまです。しかも、楽器の種類によっても事情が異なってきます。
演奏する腕(指)の支点を、固定したまま演奏できるか否か。まず、ここで事情が2分されます。
ピアノやギター(左手)、打楽器は、支点を移動させながら演奏しますので、指の動き(叩く対象)を見たほうが、確実な演奏がしやすい、のかもしれません。
ちなみに、とある有名なジャズミュージシャンの方は、「打楽器奏者は絶対に目を開けて演奏すべき」と発言されていました。打楽器においては、目を開けることがマストである可能性があります。
さて。
トランペットでは、指の支点を動かす必要はありません。
譜面を見ながら演奏しなければならない場合をのぞき、ぼくは常に目をつぶって演奏していました。
で、人に聞いたり、調べたりしてみました。
以下の2つの主張が目立っていました(支点を動かさないで演奏できる楽器において)。
・音に集中すべきなので、つぶるべき。
・多くのことを感じる必要があるので、情報の入り口はフルオープンにすべき。
まあ、結論は、「どっちでもいい」という気がしています。
実際、有名な指揮者の方でも、つぶって指揮をされる方、かっと見開いている方の両方がいらっしゃるそうです。
しかし。
ぼくは今、目を開けて演奏する、ということに、1つの活路を見い出し始めています。
「緊張しないためには、何をすべきか」という観点において、です。
練習することが「緊張しないため」の最良薬であることは間違いないのですが、それに加え、「覚悟を決める」ことが重要なのではないか、と、前回のライブ後に感じました。
そして、「覚悟を決める」ためには、「目を見開いたほうがいい」、と感じ始めているのです。
緊張する最大の理由は、「入れ込み過ぎ」にあると思っているんですね。
目を開けることで、冷静になれる気がし始めているわけです。
客席が見えてしまいますので、むしろ緊張するのでは、との指摘も受けたのですが、目をつぶっても開けても、現実は変わりません。
であるならば、すべてを見据え、すべてを受け入れ、それに立ち向かうべきなのではないか。
これが結論です。
『覚悟を決めようと思うなら、目を開けろ!!!』
『If You …』
(英語にするのは、わからないのでやめました…)。
押忍。