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先月、名古屋のお隣、安城市に行ってきました。
高校の同級生が勤める幼稚園へ2年ぶりの訪問。
1月のお誕生日の子たちを祝う会に招いて頂き、
立派な遊技室で300人ほどの子どもたちを前に、
パフォーマンスしたり、お話したりで30分。
「好きな食べ物は?」
「好きな遊びは?」
「好きな先生は?」
そんな問いかけをすると、
「ぶどう!」
「てつぼー!」
「ゆーたろーせんせー!!」
子どもたちはみんな元気に手をあげて答えてくれます。
ピンッと伸びた腕と、答えたくてアピールする顔は、
太陽に向かって伸びるヒマワリのようでした。
そんなQ&Aが、
誰かのパフォーマンスよりも盛り上がったことは、ここだけの話。
『好きなことをがんばる』
伝わったかどうかはわかりませんが、
30分間は座って観て聞いてくれていたので、
あとは祈りましょう。
その後、給食を一緒に食べ、読書の時間をともに過ごしたら、
後はとにかく運動場で遊びまくり。
一輪車、かけっこ、なわとび、鉄棒、ドッヂボール etc…
もぉとにかく子どもたちは元気。
おかげで、こちらは1年分走り回りました。
なんだかんだで午後2時。
朝8時に来てから、早6時間。
子どもたちと遊んでいると、
本当に『あっ』という間でした。
そして、最後に皆の前で別れのあいさつをした後、
近づいてきてくれた子どもたち。
「わたしはピアノがんばる」
「ぼくは金曜にサッカーあるんだ」
「わたしはスイミングが好き」
と、別れを惜しみながら声をかけてくれました。
あんなに夢中に無心で走り回っていたのに、
よく覚えていたな、と少し感心しました。
そして、伝わっていたんだなと安心しました。
本当に来てよかった。
そして最後に、年少さんの女の子から一言。
「負けないからね」
安藤勇太27歳。
4歳からの宣戦布告。
おそらく彼女は本気だと思います。
年齢とか、身体の大きさとか、性別とか、
ちょっと人より上手なものがあるとか、
彼女にとっては、そんなこと一切関係ない。
目の前の人に、ただただ負けたくない。
理由などなく。
彼女に負けないように、
彼女が負けたくないとずっと思えるように
生きていきたいですね。