« 海外にいくこと | Home | ◆告知◆新宿サニーサイドシアター「友達」(安部公房・作) »
こんにちは!
大昔に電話の応対が悪いとこっぴどく叱られた事がある北沢力です!
(ノД`)
電話で誰かと喋っていて…
なんか暗いね?
落ち込んでるの?
機嫌悪い?
怒ってる?
などと言われた事がある人も多いのではないでしょうか?
別に普通に接してるのに何でかしら? なんて思ったりした事もおありでしょう。
電話というのは恐ろしいもので、顔が見えないから声しか相手に届かないんですよね。
え?何が恐ろしいかって?
顔を合わせて喋れる幸せったら無いですよ。表情を見せる事ができるので相手にどういう感情で喋っているのかというのが伝わりやすいんですもの。
同じ内容でも、電話のように顔を合わせて喋っていないと、相手に伝わる印象って変わってくるんですよね。
人間ってのはもしかしたら、思った以上に感情が声に乗っていないのかもしれません。
電話の応対が多いお仕事をなさっている方ならおわかり頂けるかと思いますが、やはり電話口だと声をちょっと高めに出してみたり、表現を大げさにしてみたりテンションを上げてみたりして喋っていますよね?
そうなんです。 ちょっと出し気味、やりすぎ程度の喋りで丁度いい位なんです。
でも、そういう人を傍から見ると、無駄にテンション高いな~…なんて思うのではないでしょうか?
前置きが長くなりましたが…
僕らの仕事も同じようなものです☆彡
仕事の内容にもよりますが、ほぼ、上記したような事が当てはまると思います。
外画の吹替などは外国人に声をアテるわけですが、外国の人ってのは日本人に比べて表情がオーバーじゃないですか。オーバーな表情に声をアテるって事はやっぱり普段の喋りよりオーバーな表現を提供してあげる必要がありますよね。
アニメだったらば、非現実的なキャラクターも多いわけで、やはり普通に喋るわけにもいかない場合が多いと思います。画的にもやっぱり劇的なシーンが多くなりがちなのでやはり普通よりもオーバーな表現になるでしょう。
では、ナレーションなどはどうでしょう。色々なナレーションがありますが、テンション高めで声を張るようなナレーションは聴いての通りオーバーな表現ですが、落ち着いた喋りのナレーションだって決してオーバーには喋ってないわけではありません。落ち着いた声のトーンの中で意味を伝える為のナレーターの試行錯誤があっての落ち着いた喋りなのです。表現が薄いようなイメージがあるかもしれませんが、かなりレベルの高い表現を求められる仕事ではないかなと思います。
…とまぁ、僕的にはそんな感じなんじゃないかなって思いますが、兎に角、僕ら声優はやはり日常的にオーバーな表現をし続けているのだと思います。
なので電話の応対が上手い人は声優に向いているんじゃないかなぁ~…なんて思ったりします(笑)
電話応対が苦手な人は、少々声を高めに明るく出して、テンションをやや上げ気味に喋れば相手に不快感を与えるような喋りにはならないと思いますよ。
それがクリアできたら声優を目指してみるのもいいのではないでしょうか!
ヽ(*´∀`)ノ
では!