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先週の木曜に投稿したコラムで、マウスピース選びの難しさについて書かせていただきました。
で、書いているうちに新しいマウスピースが欲しくなり、結局、翌日買いに行きました。
で。
難しいと思っていたマウスピース選びですが、前回のコラムを書きながらあれこれ調べたおかげで、かつてない抜群のマネージメントでベストなものを選定することができたんです。
(このコラムをやっていて良かったです…)。
その詳細をレポートさせていただきます(って、そのレポート、どう考えても面白そうではないですね…。マウスピース選びに苦慮されている方にはちょっとは参考になる可能性はありますが…)。
できるだけ簡潔に…。
楽器屋さんに着いてさっそく。
まずは価格帯を決めました。種類がたくさんありますから、ある程度絞り込んだ状態からスタートしようと考えたのです。
とりあえず1万円台をターゲットにしました(ラインナップも充実している価格帯のように感じていましたので)。
ところで円高の影響もあるのでしょう。15年前より全体的に安くなっている印象です(海外メーカーのものに絞っていますので…)。
で、次は、口にあたる部分の口径を定めることにしました。
ブランドは単一で、今までのものと同じ口径、ちょっと小さい口径、ちょっと大きい口径のものを出していただきました(カップの深さはスタンダードなタイプで)。
で、いくつかの練習フレーズを吹きながら、どれがもっとも扱いやすいのかを吟味。結局、ちょっと大きいものがしっくりきました。
今度はブランド選定です。
対象となったのは4ブランド。それぞれ先ほど決めた口径を基準に、さらにもうちょっと大きいものも出してもらいつつ。
今度は、難しめなフレーズよりも、ロングトーンを中心に吹いてみました。
ブランドごとの音色の傾向が、概ねはっきりとわかった気がしました。
その後で、それぞれのブランドごとの特徴(主に音色的なこと)を、お店の方に解説していただきました(それについては予備知識を仕入れていませんでした)。
まさしく、ぼくが感じたとおりの説明でした。
この瞬間がある意味、今回のマウスピース選びのクライマックスでした。メーカーがうたっている特徴を自分で感じ取れていたことが、本当にうれしかったんです…。
で、良いなと思った2ブランドから1つに絞り込む作業をしたのち(このときも、合わないなと思ったものは切り捨てつつ、新たなタイプ違いのものもちょっと加えつつ)、最後、3本くらいの中からから1本を選びました。
ここまで来るのに、2時間を要しました。
そのあとに、フリューゲルホルン(トランペットよりちょっと大きめで、丸い音が出る楽器)のマウスピースも選んだのですが、このときにはもう唇がばてばてで、選んだものがベストだったか少々不安にも思いつつなのですが。
こちらは、最初からブランドを決め込んで(トランペットのときに気に入ったブランドにして)、口径違いを試す形で選定を行いました(所要約1時間)。
さてさて…。
今回(15年振り)のマウスピース選び。
かなりの満足度です。全音程的に演奏がしやすくなった印象です。そしてそれにもまして、音色に深みが出て上品になったように感じられていて、このことがとても喜ばしいです。
もっとも高い音を出すのはほんのちょっときつくなったような気もしますが、ここは練習でカバーしたいと思っております。
もっと早くに行うべきだったようにも思います。5年くらい損をしていたのでは…、とも思ってみたり。
しかし、練習を積んできた今だからこそ、良いものに巡り会えたんだ。そうに決まっている、と自己暗示にかけ中です。
恋も同じですね。
…。(ちょっと人生訓的な事柄をまぶしてみたくなりました…)。
結局、何が言いたいかと言うと、「良いマウスピースに出会えてうれしかったです!」という話です…。
小学生の日記のような…。
それはさておき…。
せっかく良いものに巡り会えたので、ここからますます音と技術を磨いていきたいな、と思っております。まじです。
(ほんと、つまらない話ですみませんでした…)。
押忍