夏威夷のオアフ島には、ダイヤモンドヘッド・クレータ以外にも見事なクレータがあるって知ってますか?
Google Earthで見てみよう。
オアフ島の北西から南東へ伸びるコオラウ山脈(Koʻolau Range)は、過去50万年の間に13回程度の噴火をお起こし、ダイヤモンド・ヘッド、ハナウマ・ベイ、ココ・ヘッド、パンチボウルなどの、今日のオアフ島東部地域のクレータが形成された。
Crater(クレータ)とは、地下のマグマや火山ガスによって運ばれた岩塊などが、固体や液体となって地表に噴出する(または過去に噴出した)穴のことを呼ぶ。また、天体が衝突した時にできる孔もクレータと呼ぶ。両者は一見似ているが、成因は中か外と大きく異なってくる。
さて、Google Earthをもう一度良く見ると、コオラウ山脈の中に立派なクレータがあるではないか!それも、現在小生が滞在しているマノアの山の向こうだ。その名は、カアウ・クレータ(Ka’au Crater).
ということで探検に行くことにした。参加者は、ハワイ大学に在籍する院生とポスドク、小生以外は台湾人と中国人で構成され、共通語は英語と中国語である。
ほな出発。
ところが、探せど入り口が無い。それもそのはず、ここは、ハワイのTrail Mapにも掲載されていない穴場だから。
発見!
ところが小生が乗り越えた柵には、「あなたの犯した罪により訴えられます」と書いてある。(帰りは、結局ここに出てきた)
ようやく、それらしき入り口を藪小木の中に見つけた。看板も何もないよ。
このトレールは、滝が見所と聞いていたので期待していると、
常夏の常緑林の中を突き進む。
滝の上に再び攀じ登る。
続いて第四の滝!これまたお見事!
標高750mからは、ダイヤモンドヘッド(標高232m)とワイキキのビル群が眼下に見えた。
数十万年年前形成されたクレータは、周囲を山に囲まれており、貯水池の役目を果たしているようだ。このクレータこそが、我々が登ってきた数々の滝を織りなす渓流の源であった。水が赤錆色をしているのは、噴火の際に溶岩として噴出された地球内部の鉄が河床を形成しているからなのだろう。
往復5時間の快適なトレッキングだった。ハワイは、海と山、両方とも楽しめます!