« 上から見ると違って見える。 | Home | 声のケア »
昨晩は僕の大好きな番組吉田 類さんの「酒場放浪記」は放映されましたが、思わず「ホッピー」を飲みながら観ました。東京の方の酒場でよく見かける「ホッピー!」。大変ローカロリーで、僕はビールみたいなものだと思っていましたが、違います!まあ、ホッピー:焼酎=5:1くらいで薄めて飲むもので、ビールとは違うものです。プリン体フリーなんですね。でも、非常に焼酎が飲みやくなり、おいしいですよ。安いし。 さて、最近はNPO団体が介護とアニマルセラピーを結びつけて事業化しつつあるようです。将来的に介護保険の対象にしたいとの思いがあるのでしょう。
ある団体では・・・「将来的には県市町村及び国へ介護予防における動物介在の重要性を実績・研究等にて訴えていき、介護保険加入者がより安価にてサービスを受けられる様なシステム構築を目指していくと共に、在宅・施設を中心とし生活している高齢者・障害児者・不登校児等及びその家族、又、それらに関る全ての人々に対する社会参加・社会復帰及び自立を、動物を介しながら支援していき、心豊かな社会生活の実現に寄与する事を目的とする。」 と事業の目的をホームページに書いていました。是非はともかく、本当に動物福祉に配慮しながら事業化できればいいのですが。心配なのは、犬を動物を余りに道具として利用してほしくないとの思いはあります。
慎重に進めてほしいものです。切にそう思います。
もうひとつ話題を・・・・最近、読書に凝っているのですが、僕の好きな作家の 渡辺淳一氏の作品の中でも、もっとも思いテーマで書かれたのが「神々の夕映え」だと思います。北海道のある地方都市の病院に、元大学病院の医師が外科医として働いているのですが、その病院に入院している治癒の見込みのない、患者や過去の患者における体験や事件とからめ、人間の生命と死について書かれています。
そこには、安楽死が重要な問題として取り上げられていますが、主人公は治る見込みのない患者とその家族との狭間で、苦悩するでもなく、努力するでもなく、何となく死と言うものを結果としてやむを得ないものとしかとらえず、本質を避けて医療活動をしているように描かれています。しかし、それは時として周辺に「奇妙な医師」としてとらえられるようになり、過去に手術をして今障害を持って「生きている少年」とその母に会う決意をして遠い地に赴き、そこである想いに行き当たる。
まあ、とにかく面白い小説だと思います。
古い本ですが、お勧めです。