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2011/01/25

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君がそれでいいならいいさ、

どうせ間違いだらけの僕の人生、

何が正しくて何が間違いだったのか僕には分からない、

いつまでが朝でいつまでが夜なのかも僕には分からない、

誰もが神がいると言うけれど僕には分からない、

ただ、氷の中で微笑んでいる君がいる事だけは分かる、

誰もが不思議な顔で覗き込むけど僕には分かる、

君がそこにいたいのなら、

僕も同じ道を歩いてみたい、

 

蝉を捕まえた夏の汗、

家族が喧嘩をしていた憂鬱な日、

誕生日のイチゴケーキ、

膝あてをした好きだったズボン、

5の少ない通信簿、

優しかったお袋さん、

怖かった親父さん、

始めて買ったラジオ、

始めて盗んだ消しゴム、

始めてキスした暗闇、

人をだまし、

人を裏切り、

道端の花を足で踏みつぶし、

好きだった人を泣かせ、

嫌いだった人を泣かせ、

今までの人生にさようなら、

思い出の詰まった人生にさようなら、

都合のいい人生にさようなら、

今までの僕のにさようなら、

 

君がそれでいいなら、

君がそこにいたいのなら、

僕も同じ道を歩いてみたい、

今は僕が君を見ていて君が僕を見ていて、

同じ道を歩いている、

いつまでも変わらない僕達の人生、

この世がどんなに変わっても、

ただ君が僕を見ていて僕が君を見ている、

それだけは変わらない、

君がどんな人生を進もうとかまわない、

僕がどんな人生を選ぼうとかまわない、

ただ君と僕が同じ道を歩いていれば、

それだけで良いはずさ。

2011/01/25 07:04 | watanabe | No Comments